ツーリング その2

 バイクが新しくなって装備も揃ったらツーリングでしょう常考。でも、いざどこへ行こうかと考えると、行きたい場所がないことに気づいて愕然。なんとなく世間じゃダムが騒がれているので思いついた。「そうだ、ダムへ行こう」(ナレーション:長塚京三)。そんなわけでWebで調べた結果、近場で一番でかい浦山ダムへ行くことに決めた。まとまった休みがないことが決定したので、昨日の夜勤明けにツーリング強行。
 前日は遠足気分でウキウキして午前2時まで寝れなかった。まあ走り出せばナントカなるさ。メシ食ってから軽く運行前点検して出発。真新しいブーツとヘルメットに違和感覚えつつ、いざ国道299号へ。
 平日なので通常の混雑。信号待ちの間に車の横をすり抜けつつ街を抜け、段々と山へ近づいてきた。思ったよりはアップダウンやカーブもきつくない、ゆったり走れるワインディングロード。ていうかダンプが多いよ、ダンプ。信号がめったにないのでなかなか抜けない。落としていく小砂利と排気ガスに若干イライラ。ようやく信号待ちで抜いたら後から来たリッターバイク(1000cc超のバイク)に抜かされて火が着いた。直線で差をつけられた分をコーナーで一気に縮め、S字でピッタリ後方につけてプレッシャーかけたらスッキリしたので横道逸れて渓流で昼食。ああ、なんか心が洗われるねぇ。


上流はダムじゃない

橋じゃないよ

高い所こわい

 秩父市街の渋滞を抜け、割と急勾配・急カーブな道を登る。やっぱり400はこういう道で余裕があるね。まだ慣れないSRXをエイエイと不器用に倒し込みながら浦山ダムに到着。思ったのと違って遠目はでかい橋みたい。しかし欄干の下を覗くとそびえ立つコンクリートの絶壁。でけえ、でけえよ。さすが日本第2位の重力式コンクリートダムだよ。高所恐怖症なのに上から見て独りでウヒャーとか小踊りしながら、今度は下から見上げてみる。観光用にエレベーターが開放されているので、それを使って下まで降りる。様々な展示物を抜けて外に出ると…


無機質感がイイ!(・∀・)

バリアフリーなのかな

なにこれこわい

 悪の要塞のようにそびえ立つ建造物。もうね、何か色々と超越してる感じ。すげえ、すげえよ、ダムでけえよ。作った人すげえよ。テンションが上がりすぎてセルフタイマーで自分を写したりと、普段やらないことまでやり始める。心残りは放流(ダムが排水すること)が見れなかったことぐらいか。
※注
右の写真はスケール感を強調するためにフォトショップで加工したものです(欧州新法案対策)。
 
 「地域に開かれたダム」というのが売りの浦山ダム。しかし「ウラちゃん」とか使い捨て感のあるキャラとか、なんかピントのズレてるお役所臭い展示物とか、すぐ横に併設された「うららぴあ」とか商売のやる気がない施設だったりもするので、観光地としては大いに疑問符。でも平日だというのに訪問者も少なくはなかったし、それぞれ楽しんでいた様子。近くまで来たら見てみる価値はあるかも。


さすがにピースは照れ臭い

もう少しヒネりなさい>ウラちゃん

ダム湖「秩父さくら湖」

 まあ、そんな感じで初のダム見学はダムマニアがこの世に存在することを納得せざるを得ないものとわかった。別に推進派でも反対派でもないけど、現場見ないで脱ダムとか言わないようにしなくちゃね。

 んで、次回後編へとつづく。

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