HTC EVO WiMAX ISW11HT レビュー

てなわけで HTC EVO WiMAX ISW11HT(製品情報サイト:auHTC)という Android ケータイを買ってしまった。さっき数時間いじくり回してようやく使い勝手がわかってきたのでちょっとレビュー。

中に通常のケータイの倍はあろうかというリチウムイオン電池が入ってるので持ってみるとそれなりに重量感。とはいえ薄いのでそんなに持ちにくいという感じではない。裏面がラウンドしてるので片手で持っても安定する。

タッチパネルは日立PersonaやW-ZERO3のようにスタイラスペンを使うものに慣れていたため、そのときのクセで爪の先でカツカツとタッチしたら反応が鈍かった。指の腹でペタッと触るようにしたらちゃんと反応。私は指がでかいので最初は思うところにピシッとタッチできなかったが小一時間もいじったら慣れた。あとタッチしたときに「ブルッ」と短いバイブがかかるようになっていて、最初は戸惑ったが慣れてくるとその反応が楽しい。もちろんバイブを切ることもできる。

私は Windows 95 や Macintosh 漢字Talk 7.5 に始まり、Windows CE、98、NT、Me、2000、XP、Windows Mobile、7 に MacOS 7.6、8、9、X、X Server、NetBSD、FreeBSD、RedHat、Debian、Ubuntu とあらゆるOSをいじくってきたが、これが初のAndroid OS。説明書も見ずに触ってみたら独特のクセはあるが、小一時間もすると直感的に操作できて大体の操作や設定ができた。すでにGoogleのアカウントは作成してあったので、auショップでアカウントとパスを入れたらすぐにGoogleカレンダーに上げてあるスケジュールが反映されて目的の半分は達成。あっけない。

ただし古いケータイから電話帳を引っ張ってこれないのが難点。Googleに個人情報をアップしたくはなかったのだが、致し方なく一度Outlookの住所録を Windows Mobile のExchange Server 経由でアップしてみたがどうも上手く同期できなかった(やり方が間違ってるぽい)。仕方なくMS Office の入っているPCに HTC Sync をダウンロードしてインストールし、Outlook に保存してあった住所録を引っ張った。PC上でデータが古くなっていたりケータイのメアドが登録していなかったりしていたので、それらは旧ケータイの電話帳を見ながら手動で修正。タッチパッドのキーボード入力が慣れないのでかなりめどい。

セット内容はUSBケーブルと、それを挿して充電する為のDCアダプタ内蔵のプラグ。それに予備バッテリー、説明書類。本体内にはショップの人が旧ケータイから引き抜いた2GBのMini SDカードを挿しておいてくれたのだが、SanDisk製 Mini SDHC カード8GBも同梱されていた。

USBのミニプラグは今まで見たことがない薄型タイプ。出先で充電するだけのために添付の太長いケーブルだとスマートではないので今度アキバで探してみよう。また旧ケータイの Mini SD はフォーマットのせいかSDHCじゃないせいかEVOの設定画面で正しく容量を認識できていなかった(データは問題なく読める)。SDカードの入れ替えは薄っぺらくて割れそうな裏ブタを開け、バッテリーを外してさらにロック解除しないと抜き挿しできないところにある。添付の8GBを挿したら正しい容量が表示されたので、古いのを使い回さずに新しいのを使うことにした。最近じゃ2GBなんてあっという間に埋まるものだし。

一番気になっていたのはブラウザやメールの使用感。W-ZERO3などのロートルマシンに慣れた私には異次元の速さ。サクサクというのはまさにこういうことか。残念ながらWiMAXはこの辺じゃ電波が弱めで高速とは行かなかったが、auの3G回線でも描画速度のおかげでストレスを感じない。Google検索フォームの横のマイクアイコンをタッチすると音声入力ができるため、試しに「ひかわきよしっ」と叫んだら「氷川きよし」の検索結果が。すげえ。動画検索からYouTube動画を選んだらモバイル専用サイトにリダイレクトされて全画面でズンドコ節が。母に見せてたら猫も食い入るように見つめるほどコマ落ちもせずにスムーズ。音量もそこそこでかい。

メールについては従来のezweb.ne.jpアドレスが使えなくなると聞いていたのですでに旧ケータイからメール設定で Gmail に転送するよう設定済み(あとでEVOからメール転送設定はできない)。定期的にサーバーにアクセスしているらしく(時間帯や頻度も設定可能のようだ)テストメールがすぐに届いた。なお、PCメールを着信拒否しているケータイには送信不可なので、事前にそういう人には自分のメアドをセーフリストに入れてもらう必要がある。なおCメールについては着信のみ対応だが、そのうちauから対応するアプリを出す予定があるとかないとか。

なお、購入時に配布された「注意事項承諾書」を以下に抜粋転載(2011年4月20日現在)。

アプリ名 対応 対応状況
セカイカメラ Androidマーケットからインストール可能
au one Brand Garden
au one ショッピングモール Web版での利用
LISMO、うたとも、LISMO WAVE × 非対応
じぶん銀行 スマートフォン向けバンキングサービス(Web版)
きせかえTouch × 非対応(対応時期未定)
あんしんナビ ×
待ちうた ×
au one コロプラ+ ×
au one Market ×
jibe、Skype プリセット済

まあいわゆるガラケー機能は根こそぎダメな感じだけど、初めから使っていない私には死角なし。とはいえ以上はアップデートによって可能になるかもしれないので、各自確認はお近くのauショップでね。

いや正直「スマートフォンなんて」とナメてかかっていたけれど、こりゃ本気でPC持ち歩かなくて十分かもしれない。だが最大の弱点はバッテリーの持ちか。今日半日いじっていたら2つのバッテリーを使い果たしそうな感じ。テザリングはまだ試していないが恐らく外部電源必須な気がする。バッテリーを単独で充電できる充電器や大容量バッテリー、外部拡張電源など何れかが必要になることは間違いない。

そんなわけで今回は早足にレビューを書いてみたが、まだ試していない機能や細かく気付いた点などはそのうち追々。ってまだ書くんかいっ。

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