鬼軍曹

 起きたら雪。今日は妹の引越しの荷造りの手伝い。バイクしか足がないので、この中を20分走らないといけない。行くのをやめようと思ったけど、何かイヤな予感がしたのでイヤイヤ妹の下宿へ。
 手足がグチャグチャの冷え冷えの状態で到着。玄関開けたら案の定、何も片付いていない。目に付いたものだけをとりあえず箱に詰めました、って感じ。玄関には靴が十数足も散らばったままだし、服もソファーに投げたまま。今日リサイクルショップに持って行ってもらう物も、コンセントやアースが刺さったままだ。むきー。

私「一体キサマは今まで何をしていたのだッ!」
妹「だってー」
私「言い訳は要らん。最優先事項はまず家電!」
妹「ほーい」
私「つーか、プロバイダの移転手続きはしたのか?」
妹「まだー」
私「そんなことは数週間前にやっとけー!」
妹「だってー」

 こんなヤツだが職場ではキャリアウーマンで通っているらしい。だが下宿はとてつもなく汚い。発泡酒やら食い物のゴミ、いつのものだかわからない飲みかけの缶コーヒーが未だ棚に置いたままなのが、わが妹ながら憎らしい。冷蔵庫を出したらスパゲティと稲庭うどん、飲みかけのペットボトルも出てきた。むっきー。
 妹にはプロバイダの連絡と移転先のネット申し込みをさせ、こちらは家電の清掃。あと2時間で人が来るので超スピードで洗剤やタワシを使ってゴシゴシ。何で白物家電だからって白いのを買うんだ。ていうか工具は? 何? ドライバーを持ってない? どういうことだ? くそー!
 作業をしつつ、妹の動きを監視。ダメだコイツ。あと2週間あっても間に合わない。荷物は明日運ぶんだぞ?

私「テメェ沈めるゾ! ゴルァ!」
妹「ひえー」

 仕方ないので鬼軍曹のように罵声を浴びせつつ指示を飛ばす。角の家具の中身を出して片付けろ。そしたら角から荷造りの終わったものを積んでいけ。動線を確保しろ。何でもいいから端から箱に詰めろ。ゴミはすべて外に出せ。そんな詰め方じゃダメだ。壊れ物は新聞を丸めて保護しろ…等々。

 休憩を挟みつつ、2時間弱ほどで部屋の中がすっかり様変わり。ようやく引越しらしい風景になった。リサイクルショップの人が到着し、15年モノの洗濯機を除いて不要なものは引き取ってもらえた。捨てるのにも金がかかる時勢。恐らく捨てたら1万ぐらいかかるものが逆に1500円もらってスッキリ消えた。これで一安心。

 パート帰りの母も合流し、クルマでゴミを2往復してようやくメドが立った。何か奥の方からとてつもない量の書類が出てきたが、私は見なかったことにして帰宅。

 で今、夜勤中なのだが腰がイタイ。おまけに明日の深夜、妹の新居へ向け片道400キロのドライブ…

・・・・・・・・ぶつぶつぶつぶつぶつぶつ。

Yes, we 缶

 今日の豆ちしきー♪

 ヨーカドーのセブンプレミアムブランド猫缶はプリングルスのポテチのフタがピッタリ合うんだよ。あつらえた様にパッチンと! 知ってた? ちょー便利だネ! これなら冷蔵庫で一時保存するときにニオイ移りや乾燥を防いであんしんだネ!

 じゃあ、ボクは妹の引越しの手伝いに行くとするよ。バイビー♪

 ・・・・・・・ぶつぶつぶつぶつ。