最強のバックアップ?

 大容量のMOがなくなったため、ヤフオクで1.3GB/10枚組みを4640円送料込みで入手。んで、こないだまでPCに溜め込んでいたスクリプト+掲示板データ2GB近くをバックアップ中。MOは書き込みの速度が遅いので、「残り 244 分」とかとんでもない数字を表示しているが、まあ仕方ない。

 MOというのはフロッピーをブ厚くしたようなディスクで、光学+磁気というCD-Rとフロッピーを組み合わせたようなメディア。書き込み時はディスクの樹脂をレーザーで溶かして軟くし、中にある磁性体のS極N極を反転させて0/1を記録。読み込み時は磁性体のみを読み取るという方式。熱にも磁場にも影響を受けないため、耐用年数は70年とも言われている。私の残り寿命を考えたら「永久保存」と考えてもいいだろう。

 そんな高信頼のメディアだが、世間には普及していない。私がDTPをやってた頃は出版・印刷業界でデフォルトの入稿媒体だったけれど、今やそれもDVD-Rとかに取って変わっているんだろう。何せ個人売買で市場の半値以下で入手したとはいえ、1GB当たり400円強。4.7GBのDVD-Rが200円以下、テラバイトのHDDが1万ちょい(ギガバイト単価十数円!)で買えちゃうんじゃ太刀打ちできない。ていうか1.3GBとか書いてあって1.14GBしか保存できないのもなんだか納得いかないし(ディスクと名のつくものはみんなそうだが)。

 とはいえ私はDVD/HDDともに信用できないのだ。DVD-Rは熱に弱いし、HDDクラッシュは何度も経験がある。シリコンディスクなんかもっての外。だがMOに関しては中に砂が入って多少キズになっても、分解して水で洗い流したら読み込みできたからね。重要性のあるデータだけはどうしてもMOを選択してしまう。

 ただし問題はドライブがン十年後まで生産されているかどうか。もう市場じゃ廃れ始めているしなぁ。ZIPドライブだって廃れてからメディアすら見かけなくなったしね。せっかくデータが残っても、読み込む機械がなければまったく意味がない…

追記:
MOだから遅いのは仕方ないにしても、あまりにも書込みが遅くて終わらないのでこれはおかしいと中断。調べてみたらドライブの書き込みキャッシュが無効になっていた。どうやらUSB接続だとWindowsがホットプラグ(電源投入時でも抜き差し可にする機能)のために勝手に無効にしてしまうらしい。有効にしたら10倍以上早くなって数分で完了。なんじゃこりゃ。

そろそろどうにかしないと…

 最近は某処のスクリプトデバッグにかまけて、というかプログラムをいじる生活に依存している気がする。しばらく目を離さないといけないなと思う。そう思っているだけで全然できていないし、それと関係ない些細なトラブルも色々起きているのだが。

 でもそんなことは立ち上げ当初からわかっていたこと。管理で犠牲になる時間と自分も傷つく覚悟も持てないなら、初めからやらない方がマシ。ただ、やり過ぎは禁物。ここに関しては自分色に染めないようにだけは注意しなければならない。とにかく釘は打ち直したから今は放置して転がるに任せるのがいいだろう。Like a Roling Stone.

 どうにかしなければならないことはむしろ自分の部屋。突っ張り本棚買ってからずっと放置しており、体を斜めにしてそれを避けて寝る生活が去年から続いている。1年以上全く手をつけていない魔窟が部屋の四隅(つまりほぼ全域)に存在しているし、ぬこも出入りして毛が舞ってるし、火鉢の灰も飛んでるしで本格的な部屋の整理と掃除を始めないと。

 今年も色々とやりたい事とやらなきゃいけない事が山積みだが、優先順位として一番上に来るのはここのはず。いつまでも見えなかったことにしちゃイカンよなぁ…ゴロゴロ。

ひさびさ更新

 ようやく graphics を更新。最近は役に立たない知恵袋的なことや食い物の話ばかりで、絵描きとしてのアイデンティティを失ってるような今日この頃だけど。

 野林さんからのいただきものの年賀Flashも今さら飾らせていただきましたが、もう画面からはみ出そうな感じがすごい。というかペイント系じゃないから、私みたいに行き当たりばったりな描き方じゃこうはいかない。まあ私は洗練された線ってのは諦めましたが。

 そういえば今日 Willcom が会社更生法申請とか。最近ヒキコモリ気味であんまり使っていないんだけれど、どうやらサービスは存続されるようで。なら良しってことで。でもサポートに電話かけまくってる人は多いんだろうなぁ…

レッカ! レッカ!

 最近、作業中のBGMを聴くのに AKG K240S を使っているのだが、何となく前より音質が悪くなった気がする。音の歯切れが悪いというか、低音の鳴りもモコモコとしているような気がする。使い始めの頃はエイジングのためにピンクノイズを拾ってきて、2、3日ずっと流して音質を改善させたが、今回の場合はどうもそれじゃダメなようだ。もしかして劣化か…?

 いろいろぐぐって見ると、どうやらヘッドフォンの帯磁が原因らしい。そのためにはデマグネタイジング・スイープとやらを聴かせてやると、音楽再生で特定の周波数帯に偏って帯磁したフェライトをリセットしてくれるようだ。そういうエイジング関係のCDも売っているようだが、手軽にその場で済ませたい短気な私はさらにぐぐって無料のを見つけた。

 Burn-in Wave(英文:海外サイト)
 http://www.burninwave.com/

 ここにある Ultra frequency sweep (10-30000Hz) というのが高価格帯のヘッドフォン用。(普及型は Frequency sweep 20-20000Hz の方)。早速ダウンロードして Windows Media Player で再生してみると「プゥイィィィィィィィン」と低音から高音に変化する、まるで聴覚検査に使うような電子音。なるほど、10~30000Hzの周波数帯を連続的に鳴らして 帯磁を退治 してくれるというわけか。このサイト、他にも安い価格帯のヘッドフォン用低音エイジング音源(Low frequency sweep 20-200Hz)とかも公開してあるから便利。

 さっき数回鳴らしてから、いつも聴いている曲を再生してみる。なるほど、歯切れは良くなったかもしれない。低音は K240S の宿命でやっぱり多少はモコモコしているが、でもグラフィックイコライザで調整しなくてもマシな音になった。これは大発見!

 そんなわけで現在これを打ちながらリピート再生中。ただし人間の不可聴領域である低周波音と高周波音が鳴っているせいか、すぐ横で聞いていたら気分が悪くなってきた。ヘッドフォンをヘルメットの中に閉じ込めて、とりあえずしばらく放置しておこう。

追記:
 10分ぐらいリピートさせて、いつも聴いているのを再生。うん、音の粒立ちがハッキリして、ドラムがちゃんとドンシャリしてきた。キラッ☆(何聴いとんや) ぐぐった情報によると月イチぐらいでやるといいそうなので、ヘッドフォン使いの方はお試しあれ。