両刀使い

昨日は二挺持ちで教室へ。右に譜面10冊入れたショルダーバッグ、左にヴァイオリンケースをたすきがけ、背中にヴィオラケースを背負ってバイクで走ったらそれだけで肩が凝った。なので昨夜コンビケース(二挺入るやつ)をヤフオクでポチッてしまった。でも先方の都合で届くのはずっと先になりそうだが。

演奏する曲が決まっていなかったので、いい加減な練習しかしていない状態でレッスン。曲を決めていざ譜面を見ながらヴィオラを弾こうとすると、音と指の位置がさっぱりわからない。元々ト音記号だってちゃんと読めてないのに、ハ音記号なんてスラスラ読める訳がない。
「えーと、真ん中がドでここがラだから、ヴィオラだとここのラはIIIの1で…」
こんな調子で変換作業に数秒かかる。先生も読み慣れてはいないので四苦八苦。先生に指番号(人差し指が1、小指が4)と弦番号(C線がVI、A線がI)を書いてもらってなんとかなったが、もう1曲は全滅状態。第4ヴァイオリンとほぼ同じメロディらしいので、その譜面をもらってヴァイオリンに持ち替えたら割となんとかなった。それでも私はスラスラ読めないので四苦八苦には違いないが、ヴィオラはそれに比べると十六苦三十二苦ぐらいなので4倍ラク。

他の超絶に巧い生徒さんでもヴィオラに持ち替えたことがあるそうだが、やはり譜面で悩まされていたとの事。頭を切り替えないとまるでダメなんだそうだ。私はその人たちの恐らく16分の1すら弾けていないのに、こんなのに手を出してしまっていいのか? 先生的にはOKみたいというか、むしろ低音パートを弾いてくれることを嬉しがっていたが。とにかく合奏で迷惑がかかんないように暗譜で弾けるようにしておかなければ。なので帰宅したら音で覚えようと早速 Sonar LE で打ち込み。ちくしょー、機械の方が巧いやん。

ヴィオラは音の立ち上がりが遅く、音量を出すにも苦労する楽器なので、持ち替えるとヴァイオリンがラクに感じる。星飛雄馬の大リーグ養成ギプスみたいな。持ち替えが腕を磨くというプラスの方向になればいいけど、混乱してマイナスにならなければいいなぁ。

高尾山巡礼

昨日は母を連れて高尾山へお参り。ウチの母方の祖母が生きていた頃は、毎年親戚一同で護摩焚きに参加し、精進料理を会食するのが恒例だった。今ではすっかり檀家の数も少なくなって会そのものが解散し、親戚もほとんど行かなくなった。母は割と熱心な方なのだが、年取って独りで行くのは無理なので「たまには親孝行」と連れていくことにしている。

高尾山のふもとにお堂があって、ここで車のお払いをしてくれる。このシーズンはどこも駐車場が満車状態だが、ここなら1日500円で駐車できる。大型バスが何台も連なって入ってきて、中高年が旗に導かれてゾロゾロ。平日だというのに駅はケーブルカー45分待ちとかとんでもない喧騒。

ところどころ紅葉がまだだったり、葉がすっかり落ちていたりとまばら。今年は猛暑の影響で紅葉はどこもイマイチなようだが、高尾山はちょうど見頃だったようだ。

巡礼と言っても観光地。茶屋も大盛況。何か事故でもあったのか、緊急車両まで騒がしかった。とはいえその辺を見ないようにすれば自然が気持ちいい。権現力ソフト(300円)というぶどう酢のソフトクリームは甘さ酸っぱさ控えめで、舌触りの滑らかなぶどうシャーベットという感じ。おいしい。

参拝を終えて門前もみじやで昼食。山菜そば(850円)は乱切りの太目のそばが口に運ぶたびに食感が異なってンマイ。山菜シャキシャキ。甘めのつゆに七味かけるとまたンマイ。ていうかここにもあった、まいうー石ちゃん色紙。

全部紅葉というわけではないし、針葉常緑樹も半分以上あるので自然と紅葉を探すような感じになってしまうが、あちこちに目を向けると面白い発見もある。謎の歌碑とか石碑とか。毎年増えている気がする。

ケーブルカーは帰りも混雑していたのでリフトで(ケーブルカー・リフト往復券900円)。リフトの中腹を過ぎたあたりでカメラマンが待機しており、、勝手に写真を撮られる。写真は撮ったら一眼デジカメの横にあるノートパソコンから有線LANで駅のプリンタにデータ送信している模様。で、降りた時にはもうはがきサイズがプリントされている。早ッ。母に「買わないでもいいよ」とは言われたが、記念だからと700円で購入。

最近絵描きで疲れていたから頭と目にはいいリフレッシュ。でも大した山登りでもないのに体は悲鳴を上げていた。少しは修行というか運動が必要だな。

100円ショップ

最近はヴァイオリン/ヴィオラのマジメな練習をサボり気味。譜面も見ずに好き勝手にギコギコ弾くのはやっているけれど。キチンと弾くのはストレスだが、デタラメに弾くのはストレス解消になるので。ちっとも上手くならん訳だ。

ダイソーとかショップ99とか結構好きだ。年取って猛烈に欲しい物などほとんどなくなってしまった私ではあるが、こういう所へ行くとついつい要らないものに手を出してしまう。時にはとんだ役立たずをつかまされてしまうこともあるが、まあ100円だからと許せてしまう。

だが以前書いたダイソーのプリンタ用詰め替えインキのように、従来の市場を壊してしまうぐらいコストパフォーマンスの高いものもある。実際、客引きのためにコスト割れしている商品もあるとか。こないだダイソーで買ってきたものもなかなかよろしい。ショルダーバッグ用のパッド。これがヴァイオリン/ヴィオラのストラップにピッタリ。

諏訪楽器で買ったヴィオラのケースは背負い式のストラップが直付けされており、特に問題はないのだが安っぽい。まあ実際安いんだが。だがこのパッドをつけるとアラ不思議、なんかプロっぽい高級感が出るじゃあーりませんか。黄色いロゴがワンポイントに入っているところもステキ。もし街で見かけても「あ、100円ショップ」ってバラしたり、含み笑いしないでね。

でも EST PUNTO って何? 「東」の「点」? これってもしやこれのパクリ? うーん、いいのかしらん…