ヴァイオリン講師の見分け方(不完全版)

私のヴァイオリンの先生はよく言えば自由(悪く言えばルーズ)な人なので前の人のレッスンが延びて次の人の時間にかぶってしまうことがよくある。時々1時間ぐらい雑談してて次の人が来てしまうこともままある。まあそういうのは(フェルマータ=音を伸ばす)みたいなものとほとんどの生徒は割り切っているが。

で、こないだのレッスンでも前の人のレッスンが丸々30分ズレて待たされた。でも待つだけではもったいないので目線をそらしつつも注意深く聞いていると、ヴィブラートについて先生がこんなことを言っていた。

「ホラ、指はこんな風に下に回っちゃダメ。次すぐに弾けるよう準備しないと」

実は私もそうなっていたことに気がついた。危ない危ない。ヴァイオリンは合理的に体を使わないと演奏に支障が出る。指の形だのアゴの向き、呼吸法など、書き並べるとキリがないほど細かい部分を注意しないとならない。なのでレッスンの度に「弓の角度はこうじゃなくてこう!」とか「もっと指を立てて!」「ここで息を吸って!」などとダメ出しされる。

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