反省会

先日、南海で台風が猛威を振るっていた頃、ヴァイオリンの先生宅で夏の発表会のビデオ鑑賞会。私だけ都合がつかずに遅れて映像を拝見させてもらったのだが、何だこの変な生き物…ビデオどころか写真に撮られる機会すらないので、自分を客観視するとジャイアントパンダがステージをウロウロしているようだ。ヴァイオリンが小っちゃく見えるし。おまけに最近頭頂部の毛髪が怪しいことになってきたので、我ながらなんだこのカッパハゲのデブと毒づきたくなる。

まあ容姿はともかく、肝心の演奏を聞いてみる。当日は弾いても弾いても何だか上の方に音を吸い込まれるような感覚があって、自分じゃどんな音が鳴っているかさっぱりわからなかった。今回改めて聞いてみたら意外とマシに聞こえた。いや、マシというだけで決して上手くはないのだが。それなりに音量が出ていたのでどうやらホールの音響とヴァイオリンの性能に救われたらしい。

しかししかめっ面したり口をとんがらせたり、まあ表情が我ながら変だ。見ているとその時の記憶がまざまざと甦る。苦手なフレーズに来て「あー、ヤバくなってきた」と見ていて拳に力が入る。

写真館から上がってきたのを見ても変な顔なので、とりあえず来年はもっと上手く弾けるのはもちろん、見た目ももうちょい何とかした方がいいな…と誓うのであった。