日本亭の唐揚げ

毎日唐揚げばかり食っているように思われているmezzoであるが、毎日は食っていないから。せいぜい多くて1日おきぐらいだから。

毎月顧客向けの新聞を私が会社で作っているのだが、唯一楽しみにしていることがある。日本亭の「デカから」シリーズだ。むしろこれを食べるために新聞作成で頭がハゲそうになるのをガマンしていると言ってもいいだろう。モチベーションを高めるためというか、自分へのごほうびっていうか。

そのときの腹具合によって「デカ4」にするか「デカ5」にするか、海苔おかかか明太つけるか違うのだが、とにかくフタが閉まらないほどのボリュームがうれしい。口に入り切らない大きさの唐揚げをガリッとかじってムッシャムッシャとほお張るのは至福の時間。あー生きててよかった、と思う。

でも日本亭まで距離があるので雨に降られると買いにいけなくなることも。そんな時のガッカリ感と言ったら筆舌に尽くし難い。何せ唐揚げが食えないまま新聞を作ると、帰宅したとき寝込むから。20時間ぐらいは起き上がれないから。というか新聞作成がそれだけツライから。

高いものではないが、そういうブーストアップ効果を狙うため、日本亭には1ヶ月に1回しか行かない。まるでハリウッドのカーアクションものに出てくるニトロ噴射装置のような切り札的存在。でも唐揚げごときでかろうじて命をつなぎ留めている私は、いつかマウスを握ったままエンジンが吹っ飛びそうな気がする。