肉体改造

 今、あるキッカケでダイエットをしている。モテたいとか健康のためとかそういうことではない、もっとつまらん理由だが。

 ちょっと脱線するがよくウォーキングを始めただのビリーのDVD買ったとか、そういうのを「ダイエット」って言うのをマスコミも含めていい加減やめてくれないかな、と思う。ダイエットって「痩せる」ことじゃなくて「食餌療法」だから。体型を引き締めるのはシェイプアップだし、運動はエクササイズだっちゅうねん。まあカタカナ語にした時点で英語でもなんでもないけど。

 てなわけで現在、食事の量がたぶんピーク時の1/10ぐらい。要はほとんど断食に近い。別にラマダンで断食してるわけじゃない。炭水化物はほとんど摂っていないだけ。清涼飲料水とか飲んでるし、チーズとか魚肉ソーセージとかは食う。水分はこまめに摂るし、あと野菜ジュースや豆乳とかも飲むようにしている。

 食わないと後でリバウンドとか体調崩すとか、そんなん知っているし経験しているからいちいち指摘しなくて結構。健康的に痩せようなんて考えているわけではなく、意地でも料理は食わないという方針なので。そう、母とケンカしているので母の作った/買ったものは食わないというのが理由なのだから。

 そんなこんなで10日くらい経つが、ピーク時から7キロ体重が減り、体脂肪が10%近く下がった。なのに周囲からまるで気づかれていない。まあいいさ、別に痩せるのが目的ではないのだから。

 とにかく今は痩せることより左腕をもっと柔軟にしたい。ヴァイオリンの内側からグリッと手首を回せるようにしたい。今日もヴァイオリンの先生に「もっとこっちへ」と言われて手首を5mm曲げたらビキッとなったし。だから今日も風呂に入って脂汗垂らしながら必死に柔軟運動。痛みに耐え、硬い筋肉を壊してもっと柔軟な筋肉を作るのだ。ああ、発育途上の子供がうらやましい…

今日のレッスンのおさらい

 発表会が終わった後のレッスン。2週間ほど間が空いたが結構その間もそれなりに練習していた。特に発表会ではボウイングが安定せず音が悪かったので、基本に立ち戻り開放弦ばかり練習。その甲斐あって先生に音を褒められたが、まだもっと音量が出せるようになるとも言われた。来年の発表会が楽しみね、と言われその気になってがんばる。

○指摘された点

  • 付点四分音符のあとの八分音符という小節で、次に二分音符のような長い音が来るときは、弓をしっかりと戻して弓の量を多く使えるようなクセをつける
  • G線の3→D線の0、E線の1→A線の4などのような移弦の際、隣の指を離さないまま弾くよう努力する。というか今はG線を押さえたままだとD線に触れてしまって無理な姿勢になって腕が痛い。暇をみて柔軟運動をしっかりやって肉体改造
  • 次回はニガテなスラー。2音なら1/2ずつ、3音なら1/3ずつ…と、弓の量を正確に分割して弾けるように意識すること

 
○今後の自分への課題

  • 今まで電子チューナーに頼った調律をしていたが、平均律チューニングでは正確なハーモニーが聴き取れないことを発見。A線を合わせたらあとは重音を弾き、耳で純正律完全5度チューニング。音階練習でも隣の弦の共鳴を聞き逃さず正確な音程を
  • 仕事の空き時間を利用してビブラートと譜面読みの練習。最終的にはハ音記号の譜面も読めるように
  • 裏板を響かせるような意識をしたボウイングで音量と音質向上。スル・ポンティチェロやフラジオレットでキレイな音が出せれば理想

 
 毎日の歩みは本当に遅いが、4ヶ月前に比べたら劇的に上手く弾けている気がする。とにかくサボって間を空けないように毎日楽器を触らないとなぁ。

 そういえばこないだヤフオクで入手したRAUMバイオリンも劇的に音が出るようになってきた。弦が高くて弾きにくいので調整に出したいが、来月もお金がピンチだしなぁ…とりあえず開放弦練習用でガマンしよう。