青空練習室

仕事がカレンダー通りではないのでゴールデンウィークなんて関係なかったが、平日になってようやく3連休。このところ雷や竜巻があったりだの変な天気だったが、この日は晴れたのでひさびさ近所の土手へ行ってヴァイオリン練習。

今回はポシェットと5弦の2挺。弦楽器は鳴らせば鳴らすほど音が出るようになるが、この2挺はキワモノなので使用頻度が低く鳴りが悪い。でも幹線道路下の土手なら周囲に民家もないから思いっきりかき鳴らせる。エイジングを兼ねてfff(フォルテシシモ=超強く)の練習。

CB400SFに折り畳みイスやら譜面台を積んで昼過ぎに出発。途中のコンビニでおにぎりとか買って食べながらひたすらデタラメにギコギコ。特にポシェットは楽器が新しくて音がガサガサするので弦を弾きちぎるぐらいのつもりでギャンギャン鳴らした。小さい分低音の鳴りがとくにショボいので重点的にG線の音階練習。

気づいたら30分ぐらい連続で弾きまくっていて、G線が他の弦より鳴るようになっていた。他の弦も鳴るようさらにまんべんなく長音階・短音階・半音進行をひたすらガキガキ。音量重視なのでヴァイオリンが悲鳴を上げ、弓の毛がバッツンバッツン切れる。家でやったらクレームものだ。

5弦と交互に取っかえ引っかえしながら音階ばかり弾きまくる。譜面と譜面台持ってきた意味なし。2時間半もとり憑かれたように弾いていたら指が痛くなり、耳鳴りがしてきたので撤収。

家に持ち帰って普通に試奏したら音の角が取れて胴が鳴るようになった。でも果たしてこれが楽器にいいことなのか、また練習になっているのかどうかも非常に怪しい。