悪魔の囁き

 色々カッコつけたこと書いといて基本ナマケモノなmezzoである。最近飯を食った後の惰眠が気持ちよくて仕方ない。昨夜は仕事のことで頭の中がチキチキマシーン猛レース状態になったのでロクに寝れなかったしね(言い訳

 で、惰眠を貪る原因の一つがこれ。いつもこの白い悪魔は私の布団に居座って、机に向かう私に「ひゃー」と囁き続ける。私が横になるとモゾモゾと動き始め、胸の辺りに潜ってはやんわりと暖め、私を睡魔へと導いてしまう。いかんいかん、と布団から這い出ようとすると「ほひゃー」と耳元で囁いて、腕に圧し掛かり再び私を眠りへと誘うのだ。

 今も私の後ろに気配が。振り向くと布団に潜ればいいのに、何故か丸まってフルフルと震えている。なんてこったい…ああ、眠気が…あああ…

偽善活動報告

 相変わらずの長文投稿。疲れると文を書きたくなるのさ。とにかく暇な人だk(ry

 私はプライドなどとうの昔に捨ててしまったので他人からどう見られても構わないと思っている。しかし人に良く見られたいという虚栄心は未だ捨て切れてはいない。恐らく2ちゃん派生だろうと思うが、ネットで流行った言葉に「やらない善よりやる偽善」っていうのがある。この言葉は便利だ。「私は偽善者だ」と言いながら善行を行うとなんかカッコよく見えるし、前述の私の考え方にピッタリだ。そんなわけで昨年から始めた偽善活動。今日、ある女の子からの手紙を受け取った。

 その女の子はガーナに住んでいる13歳。私は プランジャパン を通して彼女の地域に毎月3000円の金を振り込んでいる。その見返りというか、そこの地域の子供と文通ができる。1口につき1人あてがわれるというわけだ。しかしアフリカということもあり、その返信の来るペースは2ヶ月以上。今日到着したのがやっと2通目。まあ基本筆不精な方なのでこれぐらいで丁度良い。

 プランってのは、昔はフォスターペアレントという名前でやっていた国際団体。いろいろネットで検索して一番怪しくないと思ってここにした。ここの特色は途上国に金やモノだけ援助して終わりじゃないこと。そこの国民が自立できるための環境を整えるためのスタッフを派遣し、教育したり設備を作ったりするらしい。私は過去に散々金にまつわるトラブルで苦渋を味わったことがあるし、年末年始の派遣村の一部の心ない奴らを見ればわかる。金をつぎ込むだけじゃ根本解決しないのだ。

 文通したい子供の性別と地域は選べる。私はロリコンなのでもちろん女の子を選んだ。資料や手紙については日本語訳も選べるが、ボランティアの人がどうやら和訳/英訳を行っているらしいので時間がかかるらしい。別に英語は得意ではないが、カッコつけだから英語を選んだ。ネット上のクレジット決済で金を払って申し込み終了。しばらくしたら写真とパンフとその国の資料が送られてきた。地域はお任せにしたらガーナに決まった。私の知識じゃチョコの原料のカカオの原産地ということぐらいしか知らない。女の子の写真を見たら13歳なのにやたらデカイ。ロリコンの夢はもろくも崩れた。ていうかそういう目的じゃないけど。

 一応、その子に直接プレゼントすることもできる。ただし制約がキツい。500円以下の新品、50g以下に収めないとならない。せいぜい鉛筆6~7本がいいところ。とりあえず最初は普通の消しゴムつき鉛筆と色鉛筆を送ってみた。色鉛筆は12本セットを購入したが、重さの制約上その中の3色だけ。彼女の国の旗の色をチョイスしてみた。

 手紙を書くのにPCを使っている。英訳せねばならないのでこの方がラクだ。わからない単語は辞書を引き、単語のニュアンスに注意したり、Yahoo翻訳を使って校正しながら Word で打っていく。文字だけじゃ寂しいからプランのサイトにあるイラストつきのテンプレを使う。これをプリンタで出力し、文末だけサインを自筆。温かみはない気がするが、無理をすると続かない性格なので妥協する。手書きで熱心にやる気力は元からないし。

 手紙の内容についても制約はある。宗教や価値観の押し付けは行わないでくれとある。まあ考え方が枯れてしまっているのでそういうことはしなくなったけど、英語で打つとニュアンスがあるので注意深くやらないとならない。結構めどい。英語でやらなきゃ良かったか。何より返信されてきた手紙を読むのがめどい。1通目は現地ボランティアスタッフの代筆。クセのある手書き文字を読むのに苦労した。また女の子からの直接の返信じゃないことにガッカリだったが、内容を見ると彼女はまだ初等教育のようだから難しかったのかもしれない。現地の状態や彼女の環境が詳しく書かれていたが、結局は他人事のように感じた。

 そして今日、ついに本人直筆の手紙が来た。素っ気ない便箋1枚にボールペンでクセ字がびっしりと。うん、意外と読める。楽勝楽勝♪と思いながら読み進めていくうちにある言葉が目に留まった。

In my country the weather is very hot most of the plants leaves are dry because there is no water to survive.
(私の国の気候はとても暑くほとんどの作物の葉は生存するための水がないため枯れています)

 13歳の女の子が Survive という言葉を使う現実。偽善でもいい。誰かが動かなければ奇跡ですら起こせない場所がそこにあった。