偽善活動報告

 相変わらずの長文投稿。疲れると文を書きたくなるのさ。とにかく暇な人だk(ry

 私はプライドなどとうの昔に捨ててしまったので他人からどう見られても構わないと思っている。しかし人に良く見られたいという虚栄心は未だ捨て切れてはいない。恐らく2ちゃん派生だろうと思うが、ネットで流行った言葉に「やらない善よりやる偽善」っていうのがある。この言葉は便利だ。「私は偽善者だ」と言いながら善行を行うとなんかカッコよく見えるし、前述の私の考え方にピッタリだ。そんなわけで昨年から始めた偽善活動。今日、ある女の子からの手紙を受け取った。

 その女の子はガーナに住んでいる13歳。私は プランジャパン を通して彼女の地域に毎月3000円の金を振り込んでいる。その見返りというか、そこの地域の子供と文通ができる。1口につき1人あてがわれるというわけだ。しかしアフリカということもあり、その返信の来るペースは2ヶ月以上。今日到着したのがやっと2通目。まあ基本筆不精な方なのでこれぐらいで丁度良い。

 プランってのは、昔はフォスターペアレントという名前でやっていた国際団体。いろいろネットで検索して一番怪しくないと思ってここにした。ここの特色は途上国に金やモノだけ援助して終わりじゃないこと。そこの国民が自立できるための環境を整えるためのスタッフを派遣し、教育したり設備を作ったりするらしい。私は過去に散々金にまつわるトラブルで苦渋を味わったことがあるし、年末年始の派遣村の一部の心ない奴らを見ればわかる。金をつぎ込むだけじゃ根本解決しないのだ。

 文通したい子供の性別と地域は選べる。私はロリコンなのでもちろん女の子を選んだ。資料や手紙については日本語訳も選べるが、ボランティアの人がどうやら和訳/英訳を行っているらしいので時間がかかるらしい。別に英語は得意ではないが、カッコつけだから英語を選んだ。ネット上のクレジット決済で金を払って申し込み終了。しばらくしたら写真とパンフとその国の資料が送られてきた。地域はお任せにしたらガーナに決まった。私の知識じゃチョコの原料のカカオの原産地ということぐらいしか知らない。女の子の写真を見たら13歳なのにやたらデカイ。ロリコンの夢はもろくも崩れた。ていうかそういう目的じゃないけど。

 一応、その子に直接プレゼントすることもできる。ただし制約がキツい。500円以下の新品、50g以下に収めないとならない。せいぜい鉛筆6~7本がいいところ。とりあえず最初は普通の消しゴムつき鉛筆と色鉛筆を送ってみた。色鉛筆は12本セットを購入したが、重さの制約上その中の3色だけ。彼女の国の旗の色をチョイスしてみた。

 手紙を書くのにPCを使っている。英訳せねばならないのでこの方がラクだ。わからない単語は辞書を引き、単語のニュアンスに注意したり、Yahoo翻訳を使って校正しながら Word で打っていく。文字だけじゃ寂しいからプランのサイトにあるイラストつきのテンプレを使う。これをプリンタで出力し、文末だけサインを自筆。温かみはない気がするが、無理をすると続かない性格なので妥協する。手書きで熱心にやる気力は元からないし。

 手紙の内容についても制約はある。宗教や価値観の押し付けは行わないでくれとある。まあ考え方が枯れてしまっているのでそういうことはしなくなったけど、英語で打つとニュアンスがあるので注意深くやらないとならない。結構めどい。英語でやらなきゃ良かったか。何より返信されてきた手紙を読むのがめどい。1通目は現地ボランティアスタッフの代筆。クセのある手書き文字を読むのに苦労した。また女の子からの直接の返信じゃないことにガッカリだったが、内容を見ると彼女はまだ初等教育のようだから難しかったのかもしれない。現地の状態や彼女の環境が詳しく書かれていたが、結局は他人事のように感じた。

 そして今日、ついに本人直筆の手紙が来た。素っ気ない便箋1枚にボールペンでクセ字がびっしりと。うん、意外と読める。楽勝楽勝♪と思いながら読み進めていくうちにある言葉が目に留まった。

In my country the weather is very hot most of the plants leaves are dry because there is no water to survive.
(私の国の気候はとても暑くほとんどの作物の葉は生存するための水がないため枯れています)

 13歳の女の子が Survive という言葉を使う現実。偽善でもいい。誰かが動かなければ奇跡ですら起こせない場所がそこにあった。

言葉にする意味

 会社でいろいろとくだらないことが起きていて頭がウニになるので、少し自分の頭の中を整理するためのメモ。あまり面白くないので暇な人だけ読んでね。

 逝去したジャズ・ミュージシャン、エリック・ドルフィーの言葉に When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again.(聞いた音楽は終わってしまえば、空気中に消えて二度と捕まえることはできない)というのがある。一方、自分の発した言葉をその場で端から忘れて無かったことにしてしまう無責任な人が上司にいる。まあ恐らくこの人は記憶障害なんだろうと諦めているが。

 話を戻そう。ドルフィーは死後発表された最後のアルバムでそう呟いたが、実はそれまでに多くの傑作アルバムをこの世に遺している。そのどれもが音楽の可能性を追求した意欲作であり、それ故か自らの寿命を縮めたとも思われるほど。以前も某女史が言っていたが魂の量は一定なのかもしれない。

 だが彼は前述の言葉の後に、こう続けたかったのかも知れない。

 Because, I will try...(だからこそ)

 これは私の勝手な憶測であるが、彼は前述の言葉を自分の死後、美化されることに違和感を覚えているのではないだろうか。誰が好き好んで糖尿病患って34で死にたいと思うか。空気中に消えちゃうなんて本気で思っていたら、体の不調を圧してヨーロッパを演奏して周ることなんかしなかっただろう。本国アメリカじゃ過小評価されたため、彼は晩年をほとんどヨーロッパで過ごし、ベルリンで客死したという。自分が評価される場所があればどこへでも赴き、そして全力を尽くそうとしても表現し切れずに足掻き、苦しむ。だからこそ彼の遺した音楽は心に響き、そして後世に語り継がれるのではないか。命のキャンドルが早く燃え尽きた分、輝きが大きかったなどと評価する者もいるが、それは単なる結果論に過ぎないと私は一蹴したい。彼には遣り残したことがいっぱいあったはずだ。それを「空気中に消える」などとその言葉だけ取り上げられ、悲劇の天才ミュージシャンなどと評価されたいとは思ってはいないだろう。多分。

 言葉というのは部分を取り上げられて一人歩きすることが往々にある。だからといって正確に伝えようと修飾語を多くすると、余計に話がわかりにくくなるということが谷崎潤一郎の「文章讀本」に書いてあった気がする。実際、政治家などは結論や本旨をわかりにくくする言葉が得意な人種だ。形容詞を取り除くと一気にスカスカな内容になるのでわかりやすい。

 また脱線した。いずれにせよドルフィーのこの言葉だけでは、彼が何を言おうとしたのか誰にもわからない。だが私はその言葉を吐くことによって彼は自分を律したのではないかと思う。空気中に消えてしまわないように何とかしたい。形にならない何かをどうにか表現したい。そういう意気込みが私にはこの言葉から聞こえてくるのだ。葛飾北斎は人気画家となっても自ら確立したスタイルを壊し、晩年に画狂老人卍と名を改め、80になっても「猫一匹、上手く描けない」と漏らしていたという。ルノワールも72になって「絵を描くということがわかりはじめた」などと言っていたぐらいだ。私なんかが「限界を感じる」などと吐くのはおこがましいことなのだ。

 二度と捕まえることができないと諦めるのか、それとも捕まえるために前に進むのか。遺すもののタイプが違おうとも、評価がどうであろうと創作者は諦めちゃイカンと思う。年齢や他人の評価でクリエイターは死ぬんじゃない。歩みを止めた時点でクリエイターは死ぬのだ。私はこれからもそう考えて自分の言葉で自分を律しようと思う。ていうか思いたい…

ガタガタブルブル

 21時前に帰ってきた。SRX400で横浜往復170キロ弱。ささささむい。

 昼過ぎに家を出て池袋のシェーキーズへ。今日はピザよりもスパゲッティが食いたい気分だったので、ピザは10切れしか食わなかった。スパは4種類、たらことトマトソースとバジリコとカルボナーラもどき。トマトソースは豆が入ってて旨かった。合計で小皿4杯食った。よせばいいのにカレーライスも食ってしまった。今日は朝飯も晩飯も食ってないが、未だゲップがイタリアン味。

 そのまま春日通りに出て東京タワーかすめて第一京浜へ。1回コンビニでトイレ休憩してから西横浜に到着。墓参り済ませたら中華街へ。今回は老舗の中華菓子店「聚楽」(横浜市中区山下町143)が開いていたので母への土産の月餅と、中華菓子の詰合わせを買った。

 しかし未だ横浜は道がわからない。いつも地図も持たずに適当に走るから効率が悪い。こっちじゃないかと見当つけて走ったら、何故か山を登って港の見える丘公園にたどり着いた。公園のベンチで持参した EeePC と Willcom 3G で地図検索し、仕切り直して友人宅へ。

 この友人宅に来るのはおそらく15年ぶり。それも今回で2回目。ずいぶんご無沙汰したものだ。電話番号がわからなかったのでいきなり訪問。友人のお母さんが出て、名前を言ったらすぐにわかってくれた。突然の訪問じゃ迷惑だろうし、あまり気を遣われると困るので、時間がないことを理由に玄関先で菓子折りを渡す。今までの非礼をお詫びし、少しだけ会話して退散。

 来る時も迷ったが帰るときもまた道に迷う。ようやく大通りに出てしばらく走ってたら、逆方向なのに気がついてUターン。国道1号をひたすら真っ直ぐ走ってようやく日比谷通りから靖国通り抜けて神田神保町まで出てきたところで寒さに耐えられずドトールへ。トイレで出すもの出したらもう震えがガタガタ。普段飲まないカフェオレなんか飲み、体温が少し戻ったところであとはガマンして一気に家路へ。もう家に着いて1時間以上経つのに、未だ足がガタガタしている。合皮ジャケットの下にヒートテックの長袖Tシャツ1枚、下はGパン1枚で気温7℃以下の所を7時間以上走るのは無謀だったか…ズズッ(鼻水)

 でも前々から気になっていたこと、今年ようやく実現。単なる自己満足だけれども、喜んでもらえたから良し。多分。

風邪引いたかもしんない

 ここんとこ無性に眠いので寝てばっかりいた。今日は何か妙に寒い。さっきから鼻水が止まらない…

 …あーそうかー、風邪引いたのか。でも風邪を引くような要因は思いつかないんだが。起きているときは半袖Tシャツとトランクスだけで暖房が十分じゃない(20℃以下の)ところをプラプラしてるだけなのに。

 ストーブの周囲にぬこが集まっていた。よく見たら茶色いタヌキっぽいヤツの頭の上にご飯粒がついていた。おまけにさっきゲロ吐いてた。さっき白い生き物がジャンプして、目の前で毛が舞ってるし。

 しかしまるで風邪を引く原因がわからない…