うぶんとぅと戯れる

 とりあえず Ubuntu を起動して、使い勝手をみてみる。

 起動してみたら「ネットワークが接続できません」と出たので、こないだ設定したネットワーク設定が消えたのかと思ったらハブにつながっていなかった。買い換えてつなぎ直したら何か微妙にLANケーブルが余ってると思ったんだ。でも16ポートハブを買ったら、もうネットワーク廃人になりそうなので意地でも買わない。というかそんなに使う必要ないはず。多分。

 プリンタも使えるか試してみる。メインというかサブというか、とりあえず「刷れればいい」で使用している Canon の BJF620 はウチの場合、プリンタサーバ Planex mini100 を経由してネットワークプリンタになっている。[システム]>[システム管理]>[印刷]よりプリンタの設定画面を呼び出し、「新規」でプリンタを追加。[LPD/LPR Host or Printer]を選び[ホスト]にプリンタサーバのIPアドレス、[キュー]に「lp」と入れて[進む]。[データベースからプリンタドライバの選択]より「Canon」を選んで進んでみると、型番の中に「BJC-620」と、微妙に違うのしかなかったがそれを選択。[プリンタ名]は「BJF620」、[説明]には「Canon BJF620」と入れて[適用]。

 これでプリンタが追加できたので、プリンタアイコンを右クリックして[プロパティ]を呼び出して[テストページの印刷]をしてみた。おおー、ちゃんとプリンタが「ガゴッ」と動いたぞ。以前、別のプリンタをBSDか何かで適当に GhostScript で印刷したらバイナリコードをそのままテキストでガガガーッと打ち出したことがあったが、これはちゃんと動く模様。「ubuntu」とロゴの入った恐らく正しい発色をしているだろうテストプリントが出てきた。「恐らく」というのは、このプリンタに装着しているイエローの純正インクが緑色に変色していて、ものすごい発色になっているため。赤なんか茶色になってるけど、これはプリンタ(ていうか Canon のインクの耐候性)の問題なので仕方ない。ていうか MacOS X ですら、プリンタが古すぎてドライバが無くてちゃんと刷れないのにスゴイ。

 で、今度はUSBメモリ4GBをサクッと挿してみる。おおーデスクトップにアイコンが現れて、勝手にウィンドウが開いて中身が見れるぞ。試しに中に入っているパワポの書類をWクリックしてみる。OpenOffice が自動起動して、ちゃんと中身が見れるぞ。スゴイ。フォントが違うので若干変なところで改行してたりするが、ほぼ同じレイアウトで確認は問題なし。試しにプリントアウトしてみたら、フォントのプロポーションが変だけどちゃんと画面と同じようにプリントできた。

 あと USB で Willcom WS003SH をつないでみた。[システム]>[設定]>[ParmOS のデバイス]という項目があったので、適当に進めてみたがどうもこちらはうまく認識できない。何かやり方が間違っているのかもしれないので、こちらは要研究。

 てな感じに何も見ないで直感的に使ってみて、ここまでできるのは驚き。この記事も全部 Ubuntu のGUIで作成。画像は Gimp で加工して、Firefox で投稿。画像の一部だけ転送するのにFTPクライアントが見つからなかったので、ターミナルのftpコマンド使ったけど。文字の変換や半角/全角切り替えなどもIMEと遜色なし。これらのソフトウェアも全部始めから入っている上、フリーってのはスゴイ。フツーに使うなら高い金を出して Windows や Microsoft Office や画像編集ソフトとか買わなくていいんじゃないかと思えてしまう。Unix系OSは何かと敷居の高いイメージがあったが、これはもうネットやメールだけのライトユーザーや初心者が最初から使ってもいいんじゃないだろうか。ミョーに肥大化してもっさりと動く Vista より、中古マシンでも軽快に動くのは快感だし。ビジネスでも MS Office 文書と互換性(同じではない)があるので、根性があれば何とか使えるかもしれない。

 でも同梱のフォントでプリントすると、中国製家電製品などによく入っている日本語の変な説明書っぽくなるので、あんまり格好良くはないと思う。あと Windows のソフトは全く動かない(VMware とか動かすソフトは有料のがある)ので、ライトユーザーでも携帯用のアプリとか使えないと色々不便だとは思うけど。

追記:ふと思いついて、ファイルマネージャーでアドレス表示させるよう変更して「ftp://~」と mezzo.jp のサーバアドレスを入れてみた。すると認証画面が出て、ユーザ名/パスワード入れたら普通にフォルダが表示されて、エクスプローラ的に開くじゃないのさ。Unix系OSをGUIで使ったことがほとんどないから拍子抜け。ローカルファイルみたいにファイルをドラッグ&ドロップで移動できるのねん…

ギガビット時代の到来

 去年上司からもらったマ○スコンピュータを最近まで床に転がしていた。机を使うときは邪魔なのでフトンの上にどかし、寝るときはイスの下、と1ヶ月はこの生活をしていた。なんというデジャブ。ていうか、部屋にモノが多すぎ。

 マザーボードはメインPCと同じMSIの Socket754 で Athlon64 3000+。だが実は使っているメインPCより電源に余裕があり、オンボード NIC がギガビットと、ずっと横に転がしたままではもったいないマシン。どうせならと、こないだの連休にメインPCから部品を移植し、これをメインPCとして使用することにした。

↑ネズミの動きが気になるらしい。

 多分 Windows の再インストールをしなくても動くだろうと、念のためバックアップを取ってからHDDもまんま移植することに。マザボが違うのでXPのライセンス認証がおかしくなったけれど、電話認証でOKに。あとサウンドボード Creative E-MU 0404 PCI が認識しなくて焦ったけれど、PCIスロット挿し直しとドライバ再インストールで解決。他も動作確認して裏技的なことでレジストリ掃除してスッキリ。でもスペック的に一緒なので何ら体感的に変わるわけではない。つないでいるスイッチングハブは100Mなのでギガビットの意味がまるでない。

 以前ヤフオクでHDDなしの状態で買って再生したNAS、Buffalo LinkStation もギガビット対応なのだが、100Mではデータ転送が遅くて全然活用していなかった。こうなるとハブもギガビットにしたくなるのが人情というもの。

 実は昨年末に8ポートのスイッチングハブが1台死んだままだった。もう1台別にカスケードでつないでいた8ポートが生きているから不便はなかったのだが、もう1台も同じ年数ぐらい使っているものなのでちょっと不安(ちなみに死んだのは c○rega で 生きているのは L○need)。ていうかウチじゃ私しか使ってないのになぜ全ポートふさがって、なおかつつながっていないLANケーブルもあるのかが謎。まあそんな些細なことはともかく、給料が入れば物欲全開で隣町までバイクを飛ばすのもこれまた人情(コトバの使い方を間違えている気がするが気にしない)。

 ビッ○カメラにて一つ型遅れでスペックはほぼ現行品と一緒の バッファロー LSW2-GT-8ESR が現行品より200円安かったので購入。「日本メーカ製電解コンデンサー使用」と謳っているところが魅力の品。多少割高でも「金属筐体の方が放熱の点で長持ちする」とネットワークのエキスパートであるT氏も言ってたし。別にカテゴリー5(通称「カテゴ」)のケーブルでも動くと聞いてはいたが、念のためカテ6のケーブルも買っておく。

 で、さっき取り付けて起動するとハブのステータスランプの1000Mが2つ点灯し、タスクバーにも「ローカル エリア接続 速度:1.0 Gbps」という誇らしげな数字が。だが当然だけどネットにつないでも全く変化なし。肝心なのはNASの方。以前は速度的に全く使い物にならなかったので、しばらく火を入れてなかったのだが久々起動してみる。

 は、速ァァァァァァァァァッ!

 中に保存しているぁゃιぃファイルを画像ビュアー ViX で一覧表示するとパパパパッと小気味よく表示されるようになった。実際はHDDの転送速度がボトルネックになってギガビットで転送されるわけではないが、以前のもっさり感がなくなって内蔵HDDに近い体感速度になった(と思う)。

 じゃあ、これで何か私の生活が劇的に変わるかというと、NASを点けっぱなしにすると電気代がもったいないから、結局は活用しないので何も変わらないんじゃないかと…

こんにちはウブントゥ

 そんなわけで今度はUnix系OSで一番導入がカンタンと言われている Ubuntu を入れてみた。公式サイトから日本語RemixのCDイメージをダウンロードして、CD-Rに焼いて、CD起動してマウスを何回かクリックでカンタンインストール。起動してネットにもあっさりつながる。タブレットとかもつなげて使えるらしい。

 アップデートは Windows Update よりカンタンかも。コマンドとか使わないでもシステム設定できるし、ああ何というラクチンOS。

さよならソラリス

 メインマシンを交換。オンボードのNICがギガビット対応になったぐらいで、スペック的に一緒なんだけど。

 んで今まで使っていたものに opensolaris をインストールしてみた。でもオンボードのNICのドライバがインストールされないのでネットにつながらない。サードパーティのドライバを入れてみようとしたが、ことごとく失敗。くぅっ。

 以前も別のマシンで Solaris10 をインストールしようとしてCDドライブが認識されなかった。SCSIで無理矢理つなげてインストールできたが、オンボードのグラボの相性が悪いのか、Xの起動に失敗してGUIが立ち上がらない。どうも私の使うマシンはことごとく Solaris とは相性が悪いようだ。

 …さよなら、ソラリス。