ヴィオラ再開と小技

アルティノ

夏の発表会に向けて曲を決めようと四苦八苦。昔から好きだった合唱曲を急に思い出し、譜面を探したらヤマハのぷりんと楽譜で見つけた。会員登録しなくてもぷりんと楽譜で検索して、欲しい楽譜の商品番号をメモ。セブンイレブンのコピー機にその8ケタの英数字打ち込んでコインを入れればその場でガーッとプリントできる。すごい世の中になったものだ。

ただしこちらは四重奏の譜面だったため、独奏でなく合奏でやることになり、自動的に私はヴィオラ担当に。で、久々にヴィオラの練習を始めようと思い、夜でも心置きなく練習できる必殺ミュート、アルティノをくっつけて弾き始めたらぞぞぞ~ッと凄い音がする。ヴァイオリンにつけていた時には鳴らなかったのだが、ヴィオラだと鳴る。C線を鳴らすとビリビリ何かが鳴っている。うへえ。

共鳴しているところはどこだ? と楽器に原因を探したのだが見当たらない。だからといって単純な構造のミュートに原因があると思えない。ぐぬぬ。音量は落ちるのだからとガマンして弾いてみたが、ガマンできる音色ではない。ぞぞぞ~ッと背筋に来る。イヤン。

再度よ~くアルティノを観察するとプラスネジがついている。もしやと思いドライバーで回してみたらクルクル回る。なんじゃこりゃ、と裏に精密ドライバー突っ込んでナットを押さえながら締め直したら、ピタリと不快な音が止んだ。多分ヴィオラの振動が凄いから緩んだんだな。というか何のネジなのこれ? わからないが、解決したからヨシ。

滑り止めマット
このようにエンドピンに引っ掛ける

で、以前紹介した滑り止めマットをちょこっとバージョンアップ。いつも演奏中にポロッと落ちてしまうので、エンドピンに引っ掛けられるように穴を開け、はみ出してカッコ悪い部分をラウンドカット。実にスマート。

この車用品の滑り止めマット、私がヴァイオリンの先生に教えてからすごく好評。教室内で需要が大量発生している。私が使い始める以前に使っている人を見たことがないし、ネットで紹介したのも私が初めての気がする。自分でも言うのも何だが非常に画期的な発案だと思う。

だがこないだテレビでドキュメンタリーを見ていたら、東京芸大のヴァイオリン専攻の女子大生がこのマットを使っていた。まさかこの辺境のブログを見てはいないと思うけれど、いやまさかねぇ・・・

くそう、もし私が発案者だったら特許取っておくべきだった!(取れません)

ちなみに100円ショップや台所用品などに同様の効果のある、花柄の滑り止めマットもあるので女性にはこちらもオススメ。

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レンズ沼

報道カメラみたいな風格

ハマるとズブズブと沈んで抜け出せなくなるという底なし沼。写真マニアの間では有名なレンズ沼はそこにあった。

コンデジっぽくコンパクト

私はそんなにカメラに興味もなかったのでレンズに規格がたくさんあることすら初めて知ったわけだが、マイクロフォーサーズは最もナウい規格なのでそんなにレンズのラインナップはないかと安心していた。否。ンなことはなかった。オリンパスのカタログ眺めてるだけじゃ飽き足らず、検索したのがいけなかった。
私の物欲を大いに刺激したのがこのシグマの19mm F2.8 DN。標準でついていたプラプラしいズームレンズに比べこの重量感。一目惚れしてしまい、翌日には会社帰りに新宿まで寄り道(ちなみに会社から1時間以上かかる)して、すでに紙袋をブラ下げていた。
マップカメラの袋 ほぼ衝動買い  もう買った小さなバッグに入り切らない
とにかく家に帰って取り付けたらもうカッコイイのなんの。頬ずりしそうになるのをガマンして保護フィルターを取り付けてみた。メタルボディの重量感といい、誇らしげな MADE IN JAPAN の刻印といい、もうたまらん。PEN 本体の方は MADE IN VIETNAM とちっちゃくシールが貼ってあるのにね。

で、ついでというか、レンズキャップの代わりに気軽に使える、オリンパスのボディーキャップレンズ BCL-1580(15mm F8.0)も中古で購入。トイカメラっぽい効果を狙えるかと思ったら、画質はなんとなく昔懐かし110(ワンテン)フィルムカメラのような感じ。コンデジ替わりにスナップを気軽にパシャパシャできると思ったら意外に難しい。

てなわけで今はシグマのシャープでキリッとした画質がお気に入り。以下論より証拠のギャラリー。
SIGMA 19mm f2.8 1/60秒 ISO-800 SIGMA 19mm f2.8 1/50秒 ISO-1600 SIGMA 19mm f10 1/500秒 ISO-200
SIGMA 19mm f5.3 1/13秒 ISO-1600 アートモード使用 SIGMA 19mm f2.8 1/15秒 ISO-1600 SIGMA 19mm f2.8 1/30秒 ISO-1600
それはそうと・・・むむむう、使い途もないのにケンコーの超望遠ミラーレンズが気になって致し方ない今日この頃・・・レンズ沼は深い・・・

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初めての一眼

pen

ハタチの頃は物欲全開でアレやコレや欲しくて仕方なかった。クルマやバイク、キャンプ用品、楽器にオーディオにコンピュータ、カメラ。とにかくメカメカしいものが好きでたまらなかった。もちろん自分で金を稼ぐようになれば色々なものに金をつぎ込んでいた。

しかし段々年を取ってくると色んな所が減退し、物欲すら枯れてしまった。とか書くと、旧知の友人から即座に「バイクやらヴァイオリンやら買ってるやん」とツッコまれるわけだが、自分では一応それらは「必要品」として買っているつもりでいる。

最近会社で商品を売ることになってしまったのだが、予算がかけられないので自分たちで商品写真を撮ることになった。会社の備品のコンデジ(コンパクトデジカメ)を使ってみたのだが、ピンは甘いし発色も悪い。で、私が以前から持っていたアルミ製のゴツイ三脚と10年落ちのコンデジ、フジの FinePix 40i でなんとかしのいでいた。しかし最近ストロボ発光の切り替えスイッチがダメになって、室内では強制発光になってしまう。大体記録媒体がスマートメディアの64MBとかだし、もうガマンの限界だ。

貼り革キット

なので「致し方なく」カメラを買ってしまった。Amazon で物色していたら、前から気になっていたオリンパスのPEN がレンズ2本ついて激安。色で悩んであれこれ調べたら「貼り革キット」なる社外品があったので、これだーっと思いシルバーに即決。私の買い物はほとんど衝動買いのように早い。

買ったのは OLYMPUS PEN Lite E-PL3 という、コンデジっぽく使えそうなミラーレス一眼。でもパンケーキレンズという薄型レンズでなく、Wズームレンズつきの方。貧乏性だからレンズが大っきくて2個ある方。早速届いてすぐに貼り革(と言っても合皮のシール)を貼ってみたら、あまりのカッコよさに頬ずりした。やっぱカメラは銀と黒っしょ。

でも正直言うとちょっとレンズは期待はずれ。実用には全く問題ないのだが、プラスチッキーで重量感がない。まあ重量感があったら持ち歩きには不便なのだけれど、どうせレンズはめたらポケットには入らないのでやはりパンケーキにしておくべきだったか。

とはいえ遠目に見ればアルミっぽいし、オートフォーカスも早く連射も早い。絵もシャープで発色も悪くない。昔会社の研修で持たされた一眼レフに比べたらなんたる進化。試し撮りに猫を追いかけつつ、再度頬ずり。レンズに毛がついたので後ですぐ保護フィルターとメンテナンスキットを買ったけれど。

レトロな感じに

実を言うと私は一眼カメラを買うのは初めて。高校の頃にコダックのカメラ技術の本を読破し、ハタチになってニコンのF3を買うぞと貯金していたのだが、何故かそれは同人誌を刷るためのコピー機になってしまった。結局それ以来一眼レフカメラは持たずじまい。そのうちデジタル化してヌメヌメしたデザインになり、カメラに魅力を感じなくなってしまった。

最近になってカメラのデザインがレトロっぽくなり、初代 PEN が出たあたりからふつふつとカメラ熱が復活してきたのだけれど、イマイチ購入まで踏み切るキッカケがなかった。それに長いことカメラから離れていたのもあって、用語がさっぱりわからない。フォーサーズだのマイクロフォーサーズだの何が何やら。

そんな訳で色々と勉強中なのだが、調べれば調べるほど物欲が刺激される。こんなアタッチメントがあるのかーとか、やっぱレンズは金属製ボディだよなーとか。このまま私はレンズ沼(レンズを次から次へと買ってしまう底なし沼)にはまってしまうのか。次回に続く。

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