Parrot号 弦交換

1977年中国製 Parrot 号の弦を数カ月前に取り替えた覚えがあるのだが、A線だけ切れてしまったので発注して交換。

いつもの I Love Strings で購入。若干安かったので初めてオイドクサのストレート弦(袋無し)を選択。ついでなので久々のドミナント(ストレート)と、初めてのヴィオリーノ(袋入)GDA弦セットと、ゴールドブラカットの0.25mm も購入。 どうしても送料無料にしたくて余計に買ってしまう。

合成弦やスチール弦はともかく、やはり天然のガット弦は未開封でも古いとダメだ。レッスンの時にケースを開けたら、替えて数カ月なのに指板の上で切れていた。ナットや駒、テールピースなど、角でテンションのかかる所ならわかるのだが、だいたい違う所で切れる。緊急用にいつもケースに古い弦を捨てずに入れているので、しばらくはそれでしのいでいたのだが、やはり新しいと音の張りが違う。

しかしガット弦は張った直後から伸びる伸びる。最初に調弦してからちょっと弾く度どんどん狂う。最初に合わせた時よりもうペグが半回転した。落ち着くのに1週間はかかるし、室内外の温度差があっても狂うし、弾いてる途中でも時々狂ってくる。不便だけれど、この柔らかい音とテンション低めの柔らかさが楽器にやさしい感じなので、どうしても他の弦を張る気がしない。

でもまあ、次回は久々ドミナントかヴィオリーノを試してみよう。守りに入る程、まだ歳は取っていない…はず?

XJR1300 LED化

ヤマハ XJR1300 (RP03J・2001年式) のヘッドライトとテールランプ、メーターランプの一部をLED化した。

ホンダに乗ると感じるのだが、ヤマハは電装系が弱い。というか真冬でもチョーク引かずに一発始動した CB400SF が優秀過ぎたのかも知れない。とにかく1ヵ月も乗らないとセルの回りが悪くなる。一度バッテリーが弱るとしばらく走っても、充電器で補充電しないとやはり電圧が回復しない。単純にバッテリーとダイナモがヘタっているだけかもしれないが。

ならば電気使用量を減らしたらどうか。以前から LED は気になって Amazon レビューを覗いていたのだが、耐久性がなかったり、車検に通らない光軸のメチャクチャなものが氾濫していたので見送っていた。だが最近になって値もこなれて高評価のものが出揃ってきたようなので、ペケジェー用に LED 3種と、親のホンダライフ(JB5)用にヘッドライト LED を Amazon でポチった。

BORDAN H4 LED ヘッドライトを最初ライフに取り付けたのだが LED の素子が一部光らず、スイッチをひねる度に暗くなったり明るくなったりして安定しない。不良品かと疑ったが、交換時にソケット部分が粉吹いていたので、どうやらライフの電装系に問題があるらしい。車が古いのでちゃんと電圧が出ていない気がする。試しにペケジェーにつけたら普通に点く。もったいないからこのままペケジェーに使うことにした。

この日は仕事上がりだったので動作確認だけ、と思っていたのにテールランプも BORDAN S25 ダブル球 LED ブレーキ・テールランプ汎用バルブ に交換。そのまま勢いづいてメーター球まで一気に交換してしまった。

メーター球は ぶーぶーマテリアル T5 LED の 1LED の白をチョイス。行燈のようにボーッとした黄緑色のメーターが、シャキッとしたミントグリーンになって見やすくなった。昼間でも光っているのがわかるので、3LED だったらまぶしすぎたかもしれない。

スピード/タコメーターのバルブは裏側のネジ一個でカップが外れてすぐ交換できる。燃料計側は結構奥の方まで分解しないとならないので今回は断念。というか夜交換するものじゃない。

テールランプ側の方は2球ある方の片方だけ交換してみると、電球との違いがほとんどわからず拍子抜け。両方交換して21/5W×2が3W ×2になっただけで、大して節電になっていないような…まあ自己満足だからヨシとしよう。

肝心のヘッドライトはというと、 実はバイク用で別に BORDAN バイク用 H4/HS1 LED ヘッドライト も購入していたのだが、ライフ用に買ったのが無駄になるのでそのまま。ただし自動車用では電圧がシビアなのか、始動直後の不安定なアイドリングだとバッテリーレスのオフ車のようにチラチラ点滅する。でもエンジンが温まれば点滅はなくなるので、走り出してしまえば今の所問題なし。

ファンの音はほとんどしないし、エンジンがかかれば全く聞こえない。LED ヘッドライトは電波障害を起こすという噂もあったが、Bluetooth インカムを作動させても何も問題はなかった。

光軸も問題なく、カットラインもキレイに出る。交換後に夜間走っていてもパッシングされたことはない。意外と拡散が良いので前のハロゲンより広範囲に明るく見える気がする。暗闇でハイビームにすると、 ハロゲンより広範囲に照らして安心感がある。 何より夜はセンターラインが真っ白に反射して、くっきり見える。 老眼ライダーには力強い味方になりそうだ。

でも節電よりも明るさよりも、今や絶滅危惧種となったキャブレター車なのに「真っ白な LED 光で新型車と間違われるかもな」などと誰も思わないことを期待して悦に入るというのが今回の最大の成果だと思う。ああ自己満足。

なお今回ウィンカーの LED 化は見送った。フラッシャーリレーが電球用のままだと、LED に交換すると電流量が変わって高速点滅(ハイフラッシャー、通称ハイフラ)が起こるらしい。リレーを LED 用に交換するか、対策品の LED にしないとならないとの事。

→2020/12/05 ハイフラ対策してウィンカーも交換

まあでも、今回交換した所だけで 11~13V 辺りをウロウロしていた電圧計がアイドリング中でも 12V 以上、走行すれば 14V まで上がるようになったので、このままでもいいかも。というか 星乃充電器 のサルフェーション除去機能で何度も復活させて、車検を3回通したバッテリーの方をそろそろ交換した方がいいかもしれない。

他にもカムカバーからオイル漏れし始めて来たし、クラッチも滑っている気がするし、そろそろ前後サスもオーバーホールの時期かもしれないし。こんな小細工ばかりしないで新しいのに乗り換えたいと思うのだけれど、新型バイクにあまり魅力を感じないんだよね。やっぱりペケジェーは後ろ斜めから見ると最高にカッコいいし、乗っていて楽しいし、まだ乗りこなせていないのが悔しいので、まだしばらくはいいかな。

毛無峠

先日、ようやく行きたいと思っていた毛無峠に行ってきた。

使用レンズ:LAOWA 7.5mm F2 MFT

毛無峠(けなしとうげ)とは群馬県と長野県の県境にあるところで、時折ネットで未開の地グンマーとしてネタにもなっている、有名な看板のある所だ。群馬県なのに群馬側からの県道は閉鎖されており、長野県からぐるっと回ってこないとたどり着けない。おかげで下道で往復440kmの道のりになってしまい、久々のツーリングもあって疲れてしまった。

使用レンズ:LAOWA 7.5mm F2 MFT

看板に「この先危険につき」とあるが、 群馬県側の県道は、硫黄の採掘場跡らしく、どうやら硫化水素が漂っているらしい。看板周辺では匂いもしなかったが、規制線の先を降りると本当に危ないのだろう。 錆びたチェーンをまたいでちょっと先を覗いてみたが、赤岩がゴロゴロとした道があるだけで何も見えなかった。

使用レンズ:LAOWA 7.5mm F2 MFT

採掘用なのかロープウェイか何かの鉄塔が錆びてそのまま放置されていて、所々赤岩が露出していて、ハリウッドのロードムービーのような景色が広がっている。日曜日もあってか意外と人が多く、車やバイクが数台止まっていた。ラジコングライダーを飛ばしている60代以上のグループもいて、思ったほどの荒涼感はなかった。

使用レンズ: OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II
使用レンズ:LAOWA 7.5mm F2 MFT

「毛無」の名の由来のように、クマザサやシダ、コケ類などが生えるだけで木がほとんどない。

使用レンズ:LAOWA 7.5mm F2 MFT
使用レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
使用レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ

ここまでの道中は長野県側から県道112号大前須坂線をひたすら登る、そこそこ急坂で曲がりくねった峠道。途中で分岐して下ってゆくと次第に舗装が荒れてきて、岩肌が露出し、近づくにつれてそれが自動車同士がすれ違い困難な砂利道(途中、すれ違いポイントはある)に変わる。慣れないドライバーやライダーは要注意だ。

使用レンズ:LAOWA 7.5mm F2 MFT

人がそこそこいたとはいえ、簡易な砂利道の駐車場が作ってあるだけで、事務所も出店もトイレもない。途中の道でも休めるところがない。行ってみたい人は観光地ではないので転んで怪我してもパンクしても自己責任でよろしく、と言っておこう。なお冬季の11~5月は大前須坂線が通行止めになるとのこと。
https://www.pref.nagano.lg.jp/suzakaken/doro/heisa.html

そういえば今回、ちょっと古めのミラーレス一眼、OLYMPUS の PEN Lite E-PL3 に交換レンズ3本を積んで行ったのだが、特に超広角の中国製レンズ LAOWA 単焦点 広角レンズ 7.5㎜ F/2 MFT でとてもいい絵が撮れた。

オリンパスは青のキレイさに定評があるらしいが、この LAOWA を使うとさらにキレと深みが加わったような気がする。それにF値が2と明るく、室内でも結構使える(開放だと時々暴れて JPEG ノイズがひどくなる時もあるが)。レンズも広角にありがちな出っ張りがないので、φ46mmの普通のプロテクトフィルターがつけられる。 それにズボンのポケットに無理やり押し込めば入るぐらいコンパクト(ちょっと重いけど)。 なので必ず持ち出している。

フォーカスも絞りもマニュアルだけど、無限遠∞にしておけばよほど被写体が近くない限り、だいたいピントが合う。絞りはシャッタースピードと相談しながらなるべく絞っておけば、ノイズで暴れることも少なくなる。何よりほとんど歪みなく広範囲に風景が撮れるのでホントおすすめ。

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ていうか、あれ? いつの間にか、めっちゃレンズ沼になってない?