旧友

 先週の話。ひさびさにアキバで、ひさびさびさの友人と会食。その話。

 4年ほど前だろうか、いわゆる同人仲間というか一緒によく飲みに行ったり遊んだりした同人サークルの友人がいるのだが、今後の同人活動について意見の相違というかそれ以前の問題なのだが、それが原因で国交断絶状態にあった。別に面と向かって言い争いをしたわけでもなく、まあむしろそれがないことに腹を立ててたこともあるのだが、数年連絡も取らずに冷戦状態にあった。

  mezzo はすぐに誰とでも仲良くなるが、逆に冷めやすくもある。いわゆる調子のイイ奴なのだがガンコなところもある。何かのキッカケですぐに「絶交だー!」と言い出すが、翌週にはそんなことを言ったことすら忘れてたりもする。いわゆる気分屋で周囲を振り回すタイプ。行事とかあると仕切りたがりで、実行力がハンパじゃないので友人にすると楽しかったり疲れたりするだろうと自分でも思う。そこのサークルでも「軟化合宿」と称して軽井沢の別荘でひたすら食って飲んで寝るだけの会を企画したり、「遠足」と称してマイクロバス借りて運転して伊豆に行くとか、最近では匿名掲示板のオフ会を仕切るとか、まあ遊ぶことにかけてはバカみたいにエネルギーを費やす。ただ持続力と執着心が致命的なほどない。短距離ランナーというか、瞬間湯沸かし器というか。

 付き合いが長いので友人もそれを承知していて、その冷戦状態の友人も「しばらく間を空けておいたほうがいいだろう」という判断で連絡を取らなかったそうだ。今回、中学以来の共通の旧友が、双方で連絡を取り合って取り持ってくれたという訳。私も「執着しない」とはいえ、気にならなかったわけではないので今回のセッティングは実にありがたかった。万世橋の「肉の万世」本店の5階(上に行くほど高級らしいが、庶民は5階止まり)でハンバーグをムシャムシャしながらそんな経緯を話してすっかり元のサヤ(ていうか元々ケンカ別れしたわけじゃないが)に収まった。

 まあそれについてはいいとして、久々に話を聞くと連絡を取り合わなかった数年の間、様々な出来事が起こっていた。ここに書くことではないので内容については触れないが、かなり友人たちもヘヴィーな状況にあることを知る。それに対して自分が何かできるわけでないが、こういった機会がなければ知ることもないし、独りで悩んでしまって最悪の事態になることもないと思う。事実、私も助けられたことがあるし。親兄弟にも話せないことを話せる友人がいるというのは心強いと私は思う。相手はどう思っているかわからないけど。

 早めに帰路についた友人を見送って、残った友人と少しダラダラと居酒屋で管を巻く。年を取ると健康や病気の話になるというが、ここも例外ではなかった。別に話したからといって病気が治るわけではない。人から見れば無駄話なのだろうが、無駄のない生活なんて息苦しくて仕方ない。こういう時間があるから他の時間を頑張れるのだ。名残惜しいが次の予定もあったので私も早めに帰路に着いた。

 上下関係や様々なしがらみがなくても、人と付き合うのは非常に面倒くさい。だが損得勘定を抜きにして、この社会で生きていく上で人とのつながりは大事だと思う。帰路の電車に揺られながら「いやぁ、友情ってホント、いいもんですよねぇ」などと思ったりして。

 で、次の予定は運営中の掲示板プログラムの致命的なバグ取りのつもりだったのだが、急きょ変更してまた別の旧友に会うことに。友情のハシゴだな…

ぬこの爪切り

 例の自分の手入れをしないぬこが、さっき見たらヘンな格好で寝てたのでパチリ。

 今日、何やらヘンにびっこ引いてるのでおかしいと思って後ろ足を見たら、爪があり得ないほどクルンと伸びて肉球に刺さりそうになっていた。暴れながら抵抗するのを押さえつけてニッパでパチンパチンと半分ぐらいに切ったら、物凄い勢いで走って逃げた。

 後で疲れたのか、爪とぎ板(ダンボールのやつ)の上に持たれかかって「ぷすー」と居眠りしていた…

画像掲示板

 しばらく日記の更新が途切れていたが、別に何もしていなかったわけでもないし、飽きたわけでもない。実はとある掲示板を運営するようになってしまったからである。

 画ちゃんねるの事件以来、いつも巡回していた某画像板が1年前に機能停止された。荒れることも少なく「オトナの社交場」と称されるほど居心地のいい場所だったため、そこの住民が勝手に作ったまとめサイトがあちこちにあった。私が自鯖で運営しているものもその一つ。だが本家そのものがなくなり、復活の兆しが見えないまま住民は次第に離散、諦めのムードが漂い始めた。そこへ元来仕切りたがりの私が「代替サイト」として勢い余って設立してしまったのがこの掲示板である。そこの設立と改良に今日までかかってしまったという訳。

 匿名の、それも画像が貼れる掲示板。著作権や18禁画像やらリスクが高いものでありながら、何の収入にもつながらない完全なボランティア。それも社会に何の役にも立ちそうにない。かなり面倒臭いことになりそうなので立ち上げには迷いがあった。そんなことを他の関連サイトでグチグチとこぼしてたら「立てちゃえ!」とレスされて、半ばカッとなって立てたというのが本音。全く我ながらいつまで経っても後先考えない行動だと思う。

 本家の CGI スクリプトは配布されていないため、自分が使い慣れたフリーの掲示板スクリプトにカスタマイズを加え、デザインも Web Archive に残っていた本家のものに近づけた。4月末に公開してから現在まで9回の改良を加えてようやく最近になって本稼働といえるようになった。それでもまだまだ改善の余地がありそうな気配。実はある特定の動作を行うと 500 エラーが出るのだが、スキルがあるわけではないので未だ原因が特定できない。

 それでもスクリプトをいじって新機能がちゃんと動くと楽しくて仕方がない。昨日も DoCoMo のiモードの仕様を調べて動作確認ツールをダウンロードし、携帯アクセスに改善を加えてみたりと需要を無視して楽しんでいた。今日は初めて自分の携帯からネットに接続してみたし(携帯は普段「電話機」としての機能しか使わない人なので)。PerlMagick を初めて使ってみたり、その他 Perl の基本のおさらいと応用を繰り返し、最近やたらにプログラムスキルが上がってきた。昔できなかったことができるのは自分でもうれしい。

 で、肝心の掲示板の状況だが、公開し始めたときすでに本家の板がなくなってから1年近く経っているので住民の大半は戻ってこない。しかし最近になってアクセスが倍増し、元の雰囲気が戻ってきた。自分自身も「名無し」で書き込みを楽しんでいる。やっぱりここの住人は最高だ。ヒマさえあれば巡回してしまう程だ。

 しかし楽しいだけでは済まされない。今後様々なトラブルが予想されるので、想定されるものには先手を打って規約を細かく設定。なおかつ12時間以内の監視を怠らない。というかこの点は私がネット中毒者なので問題ないし、実際6時間以内にアクセスしているけれど。あと苦情メールについても常に持ち歩く Zero3 にも転送されるように設定し、迅速に対応ができるようにしている。それでも想定外のものが出るのは人生○十年の経験で分かっているが、法令や判例について研究は怠らないようにしているので裁判沙汰には発展しないだろう、と思う。

 自分が死ぬか飽きるか、法律が変わったり逮捕されたりしない限り、しばらく管理者としての余計な手間が増えてしまったが、一度立ち上げてしまえば大した手間じゃないし、トラブルも引っくるめて楽しんでしまおうかと考えている。

 しかし金にならんことばかり手を出すな…

DON♡KAN ルーズ

  mezzo は傍から見ると超人のような働きをすることが多々あるが実は人間である。ていうかむしろ体は弱い。すぐに腹壊すし持病は3つ4つあるし、実は突然死する要因も持っていたりする。でも本人は最近まで体力の限界がどの辺にあるのか自覚がなかったため、倒れないと気づかなかったりすることが多かった。ちなみにそれで3社ぐらい辞めてるし。

 ここ数日、だるいし眠くて仕方がなかったので休日なのを良いことに惰眠をむさぼっていた。ちょっと怠け癖がついてイカンなぁと思って、昨日は日記を更新したり PC のデータを整理したり30分ぐらい近くを散歩してカラダに喝を入れようとしたのだが、どうやら風邪をこじらせていることが今朝になってわかった。

 そうとわかってホッとすると同時に、もの凄くだるくなってきた…今から寝ます、夜の出勤まで…