Norton 2011を2012に更新

以前のノートンの更新を製品版でしてみたという記事に検索エンジンでたどり着く人が多いので補足記事を。店で売られている通常版のパッケージから延長するのは前の記事で説明したが、その前に行う更新について。
  
毎年秋にノートンの次回バージョンが公開され、前バージョンの期限が切れていなければいつでもノートンの更新が可能になる。だが画面に更新の案内は出てこないし、画像の通りちょっとわかりにくいところに隠れている。ネット決済で延長すれば2011→2012への更新の案内が出てくるし、普通に使っているとこんなところわざわざ手動でやることもないだろう。でもパッケージ版で更新したい人はこの手順は必須なので期限切れ前に済ませておこう。

ファイルサイズが大きいので回線速度やサーバーの混み具合でダウンロードに時間はかかるが、更新自体は画面の案内通り、次へ次へとクリックするだけなのでどうってことはない。更新が終われば再起動の案内が出てそれで完了。ただしその後の手順を省くとセキュリティ上よろしくないのでやっておいたほうが安心だ。
  
PCの再起動が終わったら直ちにライブアップデートをかける。最近はウィルスの更新速度がハンパないので更新したてであっても更新ファイルがどどっと溜まっている。場合によってはPC再起動をかけないと有効にならないメジャーアップデートもある。もちろん横着して後で再起動なんて選ばず、アップデートが終わったら今すぐ再起動しよう。

そしてようやく更新が終わっても油断しない。ここでさらに完全スキャンをかけておく。自動でやってくれるクイックスキャンでは拾いきれなかった危険度の低いトラフィッククッキーがポロポロと出てくることも多い。もちろん普段も月イチぐらいは完全スキャンをかけておけば安心。仕事のファイルとか扱う人はきっちりやった方がいい。
  
ただし完全スキャンはPC内のファイル数にもよるけれど数十分~数時間はかかるので、その間ずっと待つのも面倒。なので寝る前にかけといてスキャンの完了時にコンピュータをのところをオフにするにしておく。そうすれば終わったあと電源が切れるのでエコだ。

もちろんこれら更新時は他の作業をしたりネットにつないだりしないこと。あとは期限切れ直前まで待って、延長という小さい文字をクリックしてパッケージ版のキーを入れればまた1年安心。ただし前にも書いたが期限が残っていても新しいキーを入れたらその分はリセットされてその日から1年分しか有効にならないのでご注意を。「今すぐ延長」などと脅し文句の窓が現れても、しばらくはガマンしよう。

さあ、私もそろそろPC3台分使える2012の標準パッケージをポチっておくか。ちなみに↓の2番目の2コニコパックはPC3台分☓2使えるわけじゃなく、PC1台☓2年またはPC2台☓1年なのでご注意を。

地獄のメカニカルトレーニング

こないだヴァイオリンの発表会だと思ったらもうクリスマス。最近練習をサボり気味だったのだが、そろそろ1ヶ月前を切りそうなので本気を出さないと。

と、思って先生からもらった譜面を開いたら全然弾けない。というか私は刻みがちゃんと弾けないことに今になって気が付いた。今回はヴィオラでバックの刻みだけだから~、と思って甘く見ていたら大ヤケド。これはマズイ。ちょーヤバイ。激ヤバ。

「刻み」というのは弓を小刻みに動かして音を短く切る、主にリズムパートで使われる奏法。譜面上では連続した8分音符の上に点(・)がつけられるが、実際はその半分の16分音符の長さに切って音を鳴らすことになる。なので弦の上でポンポンと弓のバネを使って規則正しくバウンドさせないといけないのだが、これがまるで正確にできない。かなりヤバイ。鬼ヤバ。

一度譜面のテンポ(♩=115)で弾こうとして絶望的な気分に陥ったが、気を取り直してまずは右手だけで練習。10分ほど機械的に「キッキッキッキッ」を繰り返してみた。しかし余計な力を入れて手首を硬くして弾いていたせいで上腕二頭筋が痛くなってきた。こんな状態ではとても1曲を弾ききることなどできない。チョベリバッ。

昔だったら忍耐と精神力でなんとかしたものだが、年を取るとラクをするために頭が使えるようになる。慣性モーメントだの損益分岐点だのあらゆる知識を総動員して理想的な体の動かし方を想像し、筋肉・関節制御の3次元プログラミングを再構築。冷徹なマシーンとなるべく弓の進入角度、速度、力の分散を考えながら軌道修正を繰り返し、ようやく小一時間ほどして譜面に書かれたテンポで刻みが出来るようになってきた(つもり)。

音楽は機械的だと無味乾燥になるけれど、機械的なトレーニングを積まないと表現以前の問題なわけで。弾けないフレーズが出てくる度に何度も針の飛んだレコードのように反復してもどかしい気分になる。私はただ楽しくヴァイオリンで歌いたいだけなのに、なぜこんな辛い目に遭わなければならないのだろう・・・天国への道は遠い。

レーション

  
軍隊の前線基地などでは炊飯することができない場合もあるので、そういう時は保存の利く携帯食を食べるらしい。食事は軍隊の士気に影響が出るので工夫して美味しく食べれるようにしているとのこと。国が違えば食文化も違うのでメニューも異なるようだ。

そんな野戦食(レーション)が私の職場にも常備されている。というか私が勝手に机の中に隠しているだけだが。私の仕事は一度職場に入ったら終業まで缶ヅメにされるので外食したりコンビニに買出ししたりができない。一応コンロやレンジがあるので弁当を持参してくればいいのだが、コストパフォーマンスがよくない。なのでスーパーで安売りしているレトルト食品や缶詰、カップ麺などを置いている。

レトルトカレーやマーボー、牛丼などその日の気分でメニューを選ぶが、私の中での最強の組み合わせがこれ。レトルトご飯と焼き鳥缶。七味も用意してある。見た目に犬の餌ではあるが旨い。でもいつもこればかりだと飽きてしまうので3回に1回ぐらいにガマンしている。

男の職場は戦場だ。私はあまり食に頓着しない方ではあるが「ここぞ」と気合を入れたいときにはいい物を食べたい。でもそんな必殺メニューはおよそ260円。つくづく安上がりな男だと思う。