タイムカプセル

  
 先日、書類整理のときに封筒から出てきたプラスチックの破片。すぐに何の部品だかわかった。スキャナーのヒンジの欠けた破片だ。

 スキャナーを買ってすぐ割ってしまった部品なので、かれこれ10年以上は経過しているのではないだろうか。恐らく過去の私が「今の技術では強度を保ちながらこれを接着することは不可能だが、未来の技術がこれを解決してくれるだろう…」などと思って取っておいたのだろう。

 …さあ、ここの常連さんはもうおわかりですね?

 そして十数年を経てその時が来た! 我々はプラリペアという科学を手に入れたのだ! ヒンジのように力のかかる部分でも、重合結合で元の素材より丈夫になってしまう夢の接着剤。接合面をカッターでザクザクと面取りしてVの字のスキマを作り、樹脂で埋まるように接着。10分後、スキャナーの扉は元の開閉を取り戻したのであるっ!

 もう、コールドスリープ(冷凍冬眠保存)で不治の病も治せそうな気がする。ビバ! 現代科学!

↓とある櫻花の画像生成 http://to-a.ru/ で作成

公共交通機関がニガテ

 今日は久々のヴァイオリンレッスン。ポツポツの雨だがバイクでの走行はヴァイオリンにとって危険なので、初めてバスと電車を乗り継いで通うことに。バスに乗ってから電車で2駅、そしてバスと乗り継ぐのだが、教室に行くバスを乗り間違えてとんでもない方向へ。1丁目に行きたいのに、バスはかすりもせずに4丁目に着いてしまった。その停留所だと他のバス路線がまるで交わらないため、もしバスを乗り換えるなら駅まで戻らないといけない。どうせ同じ町内なんだからと適当にあっちだと見当つけて歩いたら、迷わず最短で行けたが15分かかってしまった。

 予約時間の5分遅れでようやく教室に着いたら、教室が薄暗い。なんでも勝手にブレーカーが落ちてしまうとのことで、どこかが漏電しているらしい。電気屋は遅くならないと来ないそうなので、仕方ないので私が配線を追って原因を突き止めて直してしまった。何かあると色々便利な奴だなぁ、私って。

 40分遅れでレッスン開始するが、練習不足でもうガタガタ。体中痛くなるしもうダメダメ。でも先生とアンサンブルを弾くと、単純な音なのに共鳴して気持ちいい。動かしていない筋肉は悲鳴を上げるわ、ロクな音は出せないわで最近滅入ってたけれど、やはりレッスン始めてよかった。

 しかし歩いたりバイクに乗ったりする分にはほとんど道に迷わないけれど、なぜか公共交通が間に挟まるとダメだ。まあ降りる場所を間違えるのがおかしいんだけどね。