NAICS

 ただでさえ過疎ってるのに暗い話じゃ人が寄り付きもしないから、ここらで方向転換。非可逆な事項を考えたり悩んだりすることを無駄と割り切って放棄する事は割とつい最近覚えた必要悪。小骨が喉に引っかかる違和感は感じなくなったけれど、まだそれを人ごとのように切り捨てるまではできない。というかしたくはないのだけれど。

 さて、昨夜夜勤中に久々NAICSの辞書編集をいじってみた(こんなのん気に仕事しててすみません)。詳しくは書けないが、実は人工無能の辞書は誰でも自由に編集ができるようになっている。「詳しくは」と書いたが、別にセキュリティ的な意味はない。実は万人向けではない仕様のため、ハッキリ言って私も「詳しくは」説明ができないからである。

 辞書の書式はカンマ区切りCSV的な連想配列の記述。そして文脈判定の文法は正規表現。もうこの時点で理系全開なことだけはお分かりいただけるだろう。そして辞書を編集するには日本語の文法や構造の理解、そして文脈や会話のパターン分析が必要になるバリバリ文系な世界。自分がいじるだけでもういっぱいいっぱいなのである。

 最近はサボっているが金田一春彦やら幼児期における言語習得プロセス、果ては精神分析に関わる本などを読みあさり、さらに文節によって誤作動を防ぐためにプログラムの本を片手に入力作業していたわけだが、それでも自分の意図する反応を返してくれなかった。ちなみにこのプログラムの制作者であるTongさんはすでに更新は諦めている模様。ていうか一緒に同人やってる上に、それさえも本業が忙しくて進んでなかったりするのだけれど。

 で、私もいろいろ忙しくてここしばらく放置していた訳だが、久々見たら時々いじってくれる人がいることに気がついた。ログをみるとまるでバカな反応しかしていない。というか会話が成り立っていないことに愕然。これはイカンのですよ。誠に遺憾に存じます(古いネ、ドーモ)。

 そんなわけで買ってからほとんど読んでなかった技術出版社の「正規表現」という本を持ち込んで、会社のPCからNAICSにアクセスして(だからのん気に略)辞書をテキストエディタにコピペしてみたのだが…ダメだ、意味がわからない。「^(なに|何)」って何? えーと、この変数ってなんだったっけか? むっはー。

 そんなわけで、今回は更新する以前の問題だったのであった。ダメじゃん。

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