うさこちゃん

 3日空けたかと思ったら本日3カキコ目。突然ものすごいスピードで走り出すかと思えば、立ち止まって2時間ぐらい動かないとか、mezzo と歩幅を合わせるのは至難の業。思えば小学生の頃から遠足でそうだったような。中学の修学旅行で何故か私の横にずっと校長が張り付いていたのはそのせいか。

 昨日はうっかり本屋に寄ってしまった。財布に金があるとすぐに2万ぐらい使い込んでしまうので、なるべく近寄らないようにしている。でもやっぱり8,000円以上使ってしまった。おかげで給料日前なのに財布にもう2,000円しかない。

 で、面白い本発見。新潮社とんぼの本「ディック・ブルーナのデザイン」(芸術新潮編集部・編)。ディ●ニーとかハローキ●ィはキライなクセに昔からミッフィー(和名:うさこちゃん)は好きだった。愛用のマグカップは会社と家の両方でミッフィーだし。

 読んでみて納得。グラフィックデザイナーとしてのキャリアがあってこそのキャラクターだからか。簡潔な線と限られた色彩は、きっちりとした下積みと確かなデッサン力、そしてセンスがあってこそ。ブルーナ自身への取材と写真もあったが、想像通りの人。ページのボリュームこそ少ないが、興味深い1冊。

 写真はブルーナ・カラーを意識して、台座になってもらった生き物と一緒に。

ぜろさん

 スライドキーボードのところのネジが緩んだのか何かガタガタしてきた。修理に出すのもめどいので分解方法をググッて分解。かなり奥までバラしたが何とか土台のネジの締め付けに成功。なんかシャコーン、カキーンと小気味よくなったし、ちゃんと起動もしておっけー。

 しかし、組み付けた後に部品が1個余ってることに気づいた(黄○部分)。結局また分解…そして奥のネジ1個をえぐってバカにした…

木蓮

 モクレンが好きだ。葉もついていない裸の木から変にデカイ花がポコポコ生えてるのがバカっぽくて。よく見ると名の由来である蓮の花のような優雅さがないでもないが、基本バカだ。ようやく他の植物が新芽を吹き始め、まだ寒々とした風景の中、バカみたいに大量の白い花をつけている。まるで幼稚園のお遊戯会のちり紙の造花並みにありがたみがない。厳しい冬を耐え、光合成もままならないのに、昨年蓄えた生命力を開花で一気に使い果たす。でもそんな素振りも見せないバカっぷり。私もそんな生命をかけたバカになりたい。

 いつかは庭に植えたい1本。ヤフオクで探すか…

春巻の巻でゴザる、ニンニン

 こんにちは、世界の料理ショーにようこそ。司会のグラハム・カーです。てなわけで料理ネタふたたび。今回は別に作る気もなかったのに、夕方起きたらナゼか春巻の材料が用意されていた。母曰く、妹の要望とか。世界で一番プリティなシスターのために、妹萌えなブラザーが作らないわけにはいかないYO。

 さて、ウソ・トランザム8000並べてバート・レイノルズ気取ってないで(ネタがわからないのは無視してください。いつものことです)料理開始。私の作る春巻はキャベツとか入らない、外はカリッと、中はトロッと中華点心風。船の科学館の展望レストランで昔食べた春巻を自分なりに再現したもの。

 まずはタマネギを千切りにして、これが透き通るまでゴマ油で炒める。豚ひき肉を合わせ、これまた千切りにしたシイタケ、タケノコ、キクラゲを加えて塩、コショウをひと振り。また緑豆春雨をぬるま湯で戻し、これを5センチ程に切って加える。火があらかた通ったところで砂糖を投入。そしてここが肝心だが、醤油は火が点いている状態でフライパンのフチに沿ってかける。こうすると醤油が焦げて風味が増す。混ぜ合わせて火を落としたら、今度はオイスター・ソースを投入。あとでカラシ醤油をつけて食べることを考え、塩味は薄めに醤油で加減。そして水溶き片栗粉を偏らないようにかき混ぜながら注ぎ、再び弱火にして手早くかき混ぜ、全体が汁気のなくなる寸前の固まりになったら餡の完成。

 今回はちょっと肉が少ないかもしれない、それに本来ならばシイタケは乾しシイタケ、タケノコは青椒肉絲用の黄色いヤツの方が風味が増して旨いのだが、今回は私が用意したんじゃないので仕方ない。こだわり過ぎずに黙って作るのもオトナの階段昇る、君はまだシンディ・ローパーさ。

 などと H2O だか何だかわからないモノを口ずさみながら、フライパンに入れたまま餡の粗熱を取る間、春巻の皮と水溶き片栗粉を用意。市販の春巻の皮はビニールにパックされてくっついて剥がしにくい。あらかじめ室温に戻し、1枚1枚端から剥がすのではなく、5枚+5枚、次は2枚+3枚と半分ずつに分けて剥がすのがコツ。そうすると破れにくい。

 巻き方に工夫って別にないけど、とにかくスキマを作らないようにする。両脇をしっかり閉じないと、揚げるとき破れてバラバラになるので、水溶き片栗粉で念入りに接着。で、今回は分量が足りなくなって、皮が2枚余ってしまったので、目の前にあったモヤシ炒めを「当たり」として投入。激辛の餡を作って春巻ロシアン・ルーレットしても面白いと思うが、ウチの家族はそういうことで盛り上がってくれないので自粛。

 揚げる前にしっかりと熱を冷まし、できれば冷蔵庫で冷やしておくと揚げてもバラけにくい。はっきり言えば mezzo は揚げるのが上手くない。油の温度など測ったことがないので、いつもテキトー。から揚げや天ぷらの場合、衣を垂らしたらジュッと沈んですぐに上にパッと上がるのが適温とか言うが、揚げる衣が今回ないので目見当。まあ春巻はよほど温度が高すぎるか低すぎるかしなければ大丈夫なので、とりあえず入れてみてから火加減を考える。

 ちなみに料理が完成間近になると洗い物がすべてなくなっているのが mezzo 流。基本潔癖症なので、散らかっていると気になって仕方ないから。でも我が妹が同じ事をすると鍋やボウルが高く積み上げられて、食事が終わっても片付いていない。指摘すると「姑のようにイヤミでうるさい」と母にも妹にも嫌われるので、結局私が洗っている。

 さて、揚げ目に偏りがないようクルクル引っくり返しながら、キツネ色(って言われてもキツネ見たことないしキタキツネとかどうなんだろうとか思ってしまうのだが、まあそんなことはどうでもいい)に揚がったら、ハイ、完成。

材料(18個分)

春巻の皮…20枚(2枚余った)
タマネギ…中2個
しいたけ…3枚
タケノコ(水煮)…100g
キクラゲ…5枚
緑豆春雨(乾燥重量)…50g
豚ひき肉…150g
砂糖…大さじ2
醤油…大さじ3
オイスターソース…大さじ2
塩・コショウ・ゴマ油・片栗粉・水…適当

 中身に味がついているのでそのままでも旨いが、私はカラシたっぷりの醤油をつけて、カラシにむせて咳き込みながら食べるのが好き。以前、中国人とメシを食って「日本人、すぐ醤油つけて食べる。酢とカラシつけて食べるよ!」と注意されたが知ったこっちゃない。