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mezzo forte の「のほほん」な日記

チェロを独習

周囲から「お前は節操がない」と言われ続けてン十年。ついにチェロが私の部屋に来てしまった。アントニオさんに調整に出したところ、店主にも「オケでも十分通用しますよ」と言われる実力となったこの楽器。あとは弾く人の腕次第。

とはいえあくまでも目標はアンサンブルの後ろで単純にデッデッデッと分散コードの4分音符を鳴らすこと。無伴奏チェロを独奏するなど今さらできるとも思えないし、ヴァイオリンと別にレッスンへ通う時間も金もない。致し方ないので独習でなんとかせざるを得ないが、ヴィオラをタテに起こして弾くようなもんだと思えば何とかなるさ(と、全国のチェロ奏者を敵に回すような乱暴発言)。

とりあえず形だけでも整えようとAmazonで入門書を購入。私はプログラムを独学したときも入門書を片っ端から購入し、つまみ読みしながら習得した。こうすると各々の本で書き方が違うので、他の本で足りないところや深く知りたいことをそれぞれ補える。今回買ったのは「いちばんやさしいチェロレッスン」「初心者のためのやさしいチェロ入門」、あと定番らしい「ウェルナーチェロ教則本(1)」の3冊。

「いちばんやさしい~」は本の半分近く写真とイラストが占めていて譜面がなかなか出てこない超・初心者向け。だが弦楽器は変なクセをつけると途中で壁にぶち当たって上達できなくなるから最初が肝心。初心者の陥りやすいポイントも詳しく解説されているのがありがたい。独習じゃ誰もダメ出ししてくれないので、これを見ながら鏡で自分の姿勢をチェックをしている。楽器の扱いや手入れについても丁寧に解説してあるので、楽器自体全く初めてという人にオススメ。

「いちばんやさしい~」は懇切丁寧なために解説が冗長すぎる部分もあるが、「初心者のための~」は楽器の扱いについては簡潔にまとめ、奏法や練習曲などがさらに踏み込んだ内容となっている。ギターとかピアノとかの楽器の経験があってチェロをちょっといじってみようと思う人ならこれ1冊でもいいかもしれない。なおポジション移動(さらに下の方に左手を移動して高い音を出す)については2巻の「初心者のための やさしいチェロ入門(2)」で解説してあるとのこと。

「ウェルナー」についてはネットで検索するとチェロ教則本の古典と言われているようで、中には古いという理由だけで敬遠されていたりするようだ。あくまで先生のレッスンについて習うための本なので図版は少なく解説は最小限。練習曲の譜面ばかりでオタマジャクシで真っ黒だから独習者には退屈で厳しいかもしれない。だがこれ1冊を終わらせるとチェロの基本がマスターできてカンタンな独奏曲なら弾けるようになるらしい。念のため買っておいたが果たして私が使うことはあるのだろうか。

私もヴァイオリンで経験しているが、自分じゃマトモに弾けていると思っても先生に見てもらうとフォームや姿勢を細かくダメ出しされるもの。独習は自己流になりやすいので本だけでは難しいと思う。変なクセがつくと矯正が難しくなったり、体の故障の原因になることもあるので、たとえ1曲でも独奏曲を弾きたいと思うならレッスンに通うことをオススメする。まあ私は通わないんだけれど・・・
  
あとは100円ショップのダイソーに行ってきてラインテープを購入。本来はホワイトボードに枠線を引くためのテープだが、これをチェロの指板に貼ってポジションの目印にした。ヴァイオリン~コントラバスにはフレットがないので音程を取るのは自分の指の位置次第。カッコ悪いと思ってヴァイオリンには貼ったことはないが、チェロはさすがに距離が長くて位置がつかめない。テープを長めに切ってチューナーで音程を確認しながら位置合わせ。最初は半音ごとに貼ってみたが、逆にわかりづらくなったので全音だけにした。決まったらはみ出した部分を切り落としてスッキリ。黒い指板に黒テープなので遠めに見れば貼ったように見えないし、指の位置がピタリと決まり音程が安定して気持ちいい。

よく初心者用楽器にオマケでピッチパイプという笛がついているが、あれは調弦するのにオススメしない。音質、下手するとオクターブも違うので初心者が笛で音を合わせるのは至難の業。なので針が表示されるチューニングメーターをオススメする。とはいえ弦楽器は純正調に調律するもの。チューナーは平均律なので針ピッタリに楽器の音を合わせてはならない。Aは真ん中ピッタリ、Dは1目盛り低く、G・Cは2目盛り低くチューニングすると大体いい感じに弦がうならなくなる。

だがチェロはヴィオラよりオクターブ低いので私も耳が慣れていない。チューナーを見ないとまるで音程が合っているのかわからない。なので音階練習中はチューナーとニラメッコ。まずは楽器の正しい音を体に染み込ませないとね。

しかし夏の発表会のヴィオラで四苦八苦している状態なのでそんなことしている場合ではなかったり・・・

posted 13:43 by mezzo forte in strings and have 2 comments

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2 Responses to “チェロを独習”

  1. JOHN より:

    はじめまして。

    チェロを独学でということですが私も実はチェロを独学で始めようと思っております。

    昨年まで学生オケでコントラバスを弾いておりました。

    ぜひ情報交換できればと思いコメントさせていただきました。

    どうぞよろしくお願いします。

    • mezzo forte mezzo forte より:

      はじめまして、拙ブログにたどり着いて頂きありがとうございます。

      最近は家の建て替えに伴い、仮住まいのアパートにいるためチェロを鳴らせず、ケースに入れっぱなしで情報交換できるほどの情報がない状態だったりします。

      あと私の場合はヴァイオリンのレッスンに通うだけでいっぱいいっぱいなので、チェロはお遊び程度の独学にならざるを得ないのですが、もしJOHNさんがお時間等許されるのであれば独学ではなく、個人レッスンをおすすめします。

      どうしても自分のペースでは練習に甘えが出ます。音程は人から指摘されないと、正しく取るのが難しいです。もし弾けるようになったとしても、変なクセがついていると後々体の故障の原因になるなどして後悔します。

      過去の記事にヴァイオリン講師の選び方について書いていますので、あまり参考にはならないかも知れませんが、ご参照ください。
      http://blog.mezzo.jp/archives/7287

      あとイトコが音楽講師の斡旋もしていますので、もし講師をお探しであればこちらもどうぞ。
      http://kmc-co.jp/

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