ゆうしゃはボンベさがしのたびにでた

 昨日届いたガスヒーターだが、やはり普通のカセットボンベでは使っているうちに圧力が下がるらしく、まだガスがたっぷりあるのに「ぽっぽっぽっぽ」と鼠先輩のようにつぶやき始めるようになってしまった。ボンベからガスが出ると「気化熱」を奪うためボンベに水滴がうっすら着くぐらい冷たくなる。しかし気体というのは温度が下がるほど圧力が低くなるので、下手するとまた液化してしまう。ノルマルブタンは圧力を加えなくても-0.5度で液化するから、気温の低いところ使おうと思ったらボンベを暖めなくてはならない。試しにぬるま湯でボンベを暖めたら使えるようになったが、暖房器具を使うのに暖めるとなると本末転倒。

 そんなわけでイソブタン配合のボンベをネットで探してみた。するとメーカー指定のガスがショップ99にあるという情報を聞きつけ、隣町までバイクを飛ばしたら見つかった>トーホースーパーシャトル。東邦金属工業の製品情報を見るとこの製品はすでにラインナップから外れており「ゴールドカセットボンベ」がその後継に当たるようだ。そこのショップ99でも店頭の5本が最後のようで、その下に積んであった青いボンベの「ジョイック」という普通の液化ブタンに入れ替わるらしく、次回の入荷もない模様。もちろん全部買占め、5本で税込519円也。イソブタンのボンベは200円以上が相場なのでかなり安く手に入った。

 だが5本だけでは心もとない。イソブタン配合のガスボンベは他にないものかと、今日はそのまま半日ボンベ探しの旅に。するとBIG-Aで同じメーカーだが違うものを発見。3本で税込313円だったが、まあまあ安いし並べて写真撮ったら面白いかと思い買ってみる。こちらはノルマルブタンのためヒーターには使えないが、炭の火熾し用ハンディバーナーに使うつもり。でもなんだかんだ結局5件さまよって1本もイソブタンを見つけることはできなかった。そんなに貴重品なのかイソブタン。

 今、その推奨ボンベをセットしたヒーターを足元に置いて暖を取る。別段なんら使用感が変わるわけではないが、今度はガスが持ちそうな気がする。ていうか持ってくれなきゃ困る。でもガス1本で恐らく3時間も持たない気がする。

 てなわけで石油ストーブの方がずっと経済的だと思うが気にしない。

ねんがんのガスヒーターをてにいれた

 ネットでポチッと買ってしまったドッペルギャンガーのカセットガスヒーターDG-01が到着。実はこれ屋外専用なのだが火鉢の火が落ち着くまでの暖を取るために購入。とりあえず今さっき1時間ほど使用してみたのでレビューなど。というかネットで調べてみたがそれらしいものがなかったので人柱報告。

 持ち上げるとアウトドア用だけあって軽い。かといってちょっとぐらいの風で倒れるほどではなく意外に安定性がある。ボディのほとんどがABS樹脂という強化プラスチック製なので、これじゃ融けちゃうんじゃないかと心配な作りなのだが、1時間ほど使っても金属部以外は熱くならない。取扱説明書に「ウッドデッキなど可燃物の上でご使用にならないで…」とあるが、底部の足も熱くならなかった。作りは大手メーカー製のような丁寧さはないが、それほど雑ってわけでもない。プラスチックの切り屑やらグリスが中にちょこまかついてるのはご愛嬌。

 メーカー推奨品のボンベがないのでカセットコンロ用のカセットボンベを装填。電池を使用しない昔の風呂釜や湯沸器のようにカチッと回して、火が落ち着くまでボーッと数秒押さえて点火。中のセラミックヒーターというハチの巣を細かくしたような陶器が真っ赤になるようツマミで調整。火を下げすぎるとボッボ音がして消えそうになるし、上げると今度は炎が上がりすぎてヒーターを傷めるのであんまり温度調整は効かない。でも小さな割にはなかなか暖かいし、何よりガスストーブの長所「暖かくなるのが早い」のがいい感じ。動作音はわずかに「ヴー」とするが、私が使っているPCよりは小さいし耳障りな音でもない。

 このヒーターには4つの安全装置がついているので振動や風でガスが止まる。持ち上げただけじゃ消えないが、本体を斜めに傾けるとカチッと止まる。試しに口でフッと吹いて消したらカチッと鳴ってガス臭もしなかった。なお他の装置(圧力異常と不完全燃焼)については試すと命に危険が及ぶので試さなかったけれど。1時間ほどつけっ放しにしてみたが、ボンベ周辺が過熱することもないし部屋も暖かくなった。室内で使っても十分いけるんじゃないか、と思ってしまう(ていうか使ってますが)。

 だがここで注意したいのが燃料が主にブタンガスであるということ。一般的に家庭で使われるガスはプロパンガス。液化石油ガス(LPG)であることには変わらないのだが色々と特性が違う。特に家庭で使用するのに注意したいのが換気。ブタンはプロパンよりも燃焼時の熱量が高いのだが、同時に酸素もやたらに使う。長時間使うと酸欠や一酸化炭素(CO)中毒になりやすいのだ。鍋に使うなど少量使う分には問題ないが、何時間も使うと部屋の酸素を簡単に使い果たし、さらに二酸化炭素の酸素を奪って不完全燃焼。おかしいなと思ったらすでに中毒で足腰が立たなくなって、血中にその毒が回り死へまっしぐらという訳(COは空気中に0.15%あるだけで致死量)。ウチのように窓が未だ木枠でスキマだらけな上、天井にネコが開けた「換気口」まであるならともかく、換気施設が整った部屋か屋外でないとブタンガスの長時間使用は非常に危険なのだ。このストーブがしつこいぐらいに屋外専用とあちこちに印刷されているのと、カセットボンベの屋内用ストーブが売られていないのはそういう理由からだろう。

 またブタン(ノルマルブタン)は-0.5度で液化するため、一般的に売られているノルマルブタンが主成分のカセットボンベでは寒冷地に不向き。だからメーカーはプロパンやイソブタンなどを混合した専用ガスを推奨している。というか機器もそのガスに合わせてチューニングしているので、それ以外のガスで使うと故障するのは当然と思っていい。取扱説明書の注意っていうのはそれなりに理由があるもので、無視したいならば知識と自己責任能力を備えないとダメですよってこと。最近、自分の無知を武器にして、他人に責任取らせようとする人が多過ぎ。無知ってのは私に言わせれば罪悪。安全装置に頼るんじゃなく、それが働いたら使い方が間違っているということを自覚しないとダメですよ。

 ていうかそんなことより私の部屋が屋外用を使用しなければならないほど寒過ぎなのが問題。とりあえず天井の穴をふさがないと…

消し炭作り

 昨年末から仕事が混んでいて、おまけに出血したりと色々だったのだが久々ゆっくりできるようになったので更新。で、今日は夜勤明けで3連休というか2.5連休。

 昨夜あんまり仮眠できなかったのもあって昼過ぎに起きてダラダラと過ごす。何となく観返したくなったDVDの洋画のカーアクションばっかり寝っ転がって鑑賞。夕飯に起きて、またDVD見ながら今度は「消し炭」作り。非常に非生産的な作業。

 「消し炭」というのは木炭を消すときに出た燃え残りのこと。木炭など真っ赤に熱っせられたものを消すときは、水などをかけて消すと爆発する。だから火消し壷という金属製の壷に移してフタをして、空気を断って消す。一度真っ赤に熱した炭は、おそらく通常の炭より燃えた分密度が低くなって表面にスポンジのように気泡ができるため、新しいものより空気を取り込みやすく火が点きやすい。これを次回足すと火が熾しやすくなるので重宝するという訳。

 だが最近忙しくて落ち着いて火鉢を使えていないので、火消し壷の消し炭がなくなってしまった。空になったついでに数年使って溜まった灰を取り除き中を掃除。で、当分困らないように真っ赤に熱してはポイポイと火消し壷に投入して消し炭作り。もちろん炭なので簡単に真っ赤にはならず、ボケーッと火鉢に向き合うこと4時間。

 そんなこんなで今までかかって壷の口いっぱいまで溜まった。これで当分は困らないだろう。というか作りすぎた。おかげで今、火鉢に大量に熱しすぎた炭を消そうと思ったが消せない。どうしよう。

ハチミツと苦労人

 子供の頃に咳すると、必ず首に蒸しネギ巻かれて臭い目に遭ったmezzoです。でもア*ルに直接ネギを突っ込まれなかっただけマシですか。突っ込まれてたら何かに目覚めてしまったかもしれないし。いや、既に目覚めてしまってるかもしれないけれど。

 何が言いたいのかというと、いわゆる民間療法ですな。私の場合、口内炎は寝る前にハチミツを塗れば治る(と信じている)。今回の場合、範囲がやたらめったら広い上、口内炎ともちょっと違う気もするが、とりあえず塗れば治るんじゃないかと思ってハチミツを探してみた。目の前のテーブルに忘れられていたようにあったが、何か真っ白に変色している…いわゆる結晶化というヤツ。

 逆さに振ってもビクともしないので、元に戻す方法をぐぐってみる。容器を水につけてそのまま火にかけ、60度以上にならないよう湯煎すれば戻るらしい。鍋にドブンと入れてコトコト。だんだん色が濃くなってきたが、なかなか液体に戻らない。元来こらえ性のないmezzoはガマンできず、結局スプーンでザクッとして口に放り込む。むむう、ザラザラッ。でも塗った途端に痛みが引いた気がするぞ(単純)。多分私に小麦粉固めて「これは効くぞ」とか言って飲ませれば「効いたーッ」とか言うはず。お試しあれ。

 そんなこんなでようやく痛みは引いてきたけど、まだまだ食事がちと辛い。それでも何かをやる余裕ができたのでサイト更新してみました。では今年もよろしく。