ようやっとヤフオクで買ったバイクの正体を。ヤマハSRX-4(初期型1JL)。実は発売当時憧れていたバイクであった。今はそんな興味なくなったし23年前のバイクだけど、走行距離9,000キロでディーラー整備車で車検1年半ついて11万なら買いでしょう。

 名変手続きを行って、都内まで引取りに行って戻ってきてから計70キロほどしか走ってないので、まだ何とも言えない気がするけれど今の所のインプレッションを。

 250→400ccへのステップアップ、おまけに今度は単気筒のエンジンだからトルクフルな走りを期待したらアレレレ、って感じ。全然力がないし、なんか遅い。音もなんかシュポポポーって感じのスーパーカブに近い軽い音色で迫力はない。車体もVTよりメチャクチャ軽い。とにかく何から何まで肩透かしな印象。

 でも引取りの帰り道でスタートダッシュは他のバイクに比べて突出して速い。セパハン(セパレートハンドル)で前にシンプルなメーターが2つしかないので、メーターが表示している速度より速く感じる気がする。それともVTのメーターが狂ってるのか。同じ60km/h出しても、何だか速く走っている気がする。ていうか振動もすごい。

 タイヤが今度は16インチから18インチになった分、コーナーの切れ込みは悪いがしっかりとした印象。その代わり、いい加減なライディングができない。コーナーリング手前できっちりシフトダウンして、タイミングを合わせて荷重をコントロールしないと速く曲がれない。なんか懐かしい感じ。そうそう、昔乗っていたヤマハSR250の雰囲気にそっくりだ。体重移動がスムーズに行われると、フレームが柳のようにしなってコーナーリングの出口でピシャッと戻る感じ。うん、楽しい楽しい。

 エンジンは相変わらず力がないなあと思ってたのだけれど、今日レッドゾーン(7,000rpm)までブン回してみたら、やっとこのバイクのクセがわかってきた。単気筒のクセしてきっちり回る。さすがDOHC。高回転時と低回転時を使い分ける2つのキャブのYDISが、ある程度回さないとパワーが出ないことは知っていたのだが、なるほど250のようにしっかりスロットル回す必要があるらしい。きっちり回してやると低回転時と比べ振動が消えて別物になる。下はスカスカ、上はビュンビュンな実に単気筒らしからぬエンジン。スカスカといえども400なので、ルーズに回してもちゃんとそれなりに走る。

 まだまだこのバイクの性能を出し切っていない気がする、というか街乗りしかしていないので何とも言えないが、乗りこなしたら面白いバイクであることは間違いない。というか、どうやら歴代のオーナーがちゃんと回してなかったっぽいので、これからカンカン回せばエンジンが化ける可能性大。今度、首都高でも流してみるか。

 それはそうと、久々にVTの方も乗ってみたら怖い怖い。重い、止まらない、真っ直ぐ走らないが速度だけはやたら速い。よくもこんなバイク(いや、単に劣化が激しいだけ)に乗っていたものだ…

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