ジャイロを買ってしばらくして、車載工具がないことに気が付いた。20年以上前のジャイロキャノピーは、いつ何が起きるかわからない。以前乗っていた歴代のバイクも出先で、

  • 転倒によるレバー破損
  • クラッチ/スロットル/ブレーキワイヤー破断
  • キャブレターの詰まり/オーバーフロー
  • パンク
  • 灯火切れ
  • バッテリー上がり
  • セルモーター故障(キックペダルなし)

などを経験し、自走で何とか家に帰ったことがある。なお対処法は以下。

  • ウィンカー灯切れ(SR250、CB400SF)は腕で合図(手信号)
  • バッテリー上り(XJR1300)とセルモーター故障(SR250)は長い下り坂まで押してから押し掛け
  • キャブのつまり(Z50J)は路上でキャブを分解し、捨て看板の針金を失敬して直した
  • クラッチワイヤー切れ(SR250)は信号でキルスイッチでエンジンを切り、停止してニュートラルに入れて、青になったらセルスタートしてすぐにギヤ繋いでダッシュし、回転数を合わせて変速
  • スロットルワイヤー切れ(SR250)はタンク下のキャブのスロットルを直接手で操作しながら前かがみで首都高も走行
  • さすがにパンク(SR250)は修理屋まで5km押した
手信号はこんな感じ。やったことは何度もあるが、やっている人を見たことがない

ポンコツバイクばかり乗り回したおかげで公道サバイバル術は身に着いたが、どうしたって最低限の工具は必要だ。幸い私のジャイロキャノピーには大型のボックスが付いているので、置き場所には困らない。

ボックス内に常備しているもの、黒い袋は折り畳み傘

工具はそれなりのものを揃えると値段が張るので、大半はダイソーで揃えた。あと念のため2ストオイルもコーヒーの空き缶(キャップつき)に入れておいた。

5,000円はかかっていない
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2ストはよくプラグがカブって始動しないことがあるので、別に携帯用のプラグレンチを用意。

スパークプラグは先日イリジウムに交換したので、標準の方は予備として積んでおくことに。元箱は捨ててしまったのでイリジウムの空き箱を流用。

あと路上で故障したときの安全確保のため、三角表示板と、

一辺30cmぐらいとコンパクト。ちゃちいけど十分

電池式の発煙筒(非常信号灯)も用意。付属の単4電池2本で駆動。

発煙筒代わりの非常信号灯はマグネットつき

あと針金と LED の作業灯と…どんどん荷物が増えていく。ただでさえ2ストで燃費が悪いのに。

LED 作業灯は夜のボックス内照明にも使えて便利

トランポ(バイク運搬用のクルマ)などを買う余裕はないので、とにかく出先で壊れても自走でなんとかするしかない。いや、いざとなったら任意保険のロードサービスを使えばいいのか。何にせよ厄介なバイクを買ってしまったものだ…

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