最近、作業中のBGMを聴くのに AKG K240S を使っているのだが、何となく前より音質が悪くなった気がする。音の歯切れが悪いというか、低音の鳴りもモコモコとしているような気がする。使い始めの頃はエイジングのためにピンクノイズを拾ってきて、2、3日ずっと流して音質を改善させたが、今回の場合はどうもそれじゃダメなようだ。もしかして劣化か…?

 いろいろぐぐって見ると、どうやらヘッドフォンの帯磁が原因らしい。そのためにはデマグネタイジング・スイープとやらを聴かせてやると、音楽再生で特定の周波数帯に偏って帯磁したフェライトをリセットしてくれるようだ。そういうエイジング関係のCDも売っているようだが、手軽にその場で済ませたい短気な私はさらにぐぐって無料のを見つけた。

 Burn-in Wave(英文:海外サイト)
 http://www.burninwave.com/

 ここにある Ultra frequency sweep (10-30000Hz) というのが高価格帯のヘッドフォン用。(普及型は Frequency sweep 20-20000Hz の方)。早速ダウンロードして Windows Media Player で再生してみると「プゥイィィィィィィィン」と低音から高音に変化する、まるで聴覚検査に使うような電子音。なるほど、10~30000Hzの周波数帯を連続的に鳴らして 帯磁を退治 してくれるというわけか。このサイト、他にも安い価格帯のヘッドフォン用低音エイジング音源(Low frequency sweep 20-200Hz)とかも公開してあるから便利。

 さっき数回鳴らしてから、いつも聴いている曲を再生してみる。なるほど、歯切れは良くなったかもしれない。低音は K240S の宿命でやっぱり多少はモコモコしているが、でもグラフィックイコライザで調整しなくてもマシな音になった。これは大発見!

 そんなわけで現在これを打ちながらリピート再生中。ただし人間の不可聴領域である低周波音と高周波音が鳴っているせいか、すぐ横で聞いていたら気分が悪くなってきた。ヘッドフォンをヘルメットの中に閉じ込めて、とりあえずしばらく放置しておこう。

追記:
 10分ぐらいリピートさせて、いつも聴いているのを再生。うん、音の粒立ちがハッキリして、ドラムがちゃんとドンシャリしてきた。キラッ☆(何聴いとんや) ぐぐった情報によると月イチぐらいでやるといいそうなので、ヘッドフォン使いの方はお試しあれ。

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