昨年からずっと放置し、忘れていたトケイソウ。昨夏はただのグリーンカーテンだったのだが、今年は花をつけた。
トケイソウは中央・南アメリカ原産の熱帯植物なので関東の冬は越えられないらしい。5本植えたうちの4本は2月の零下の気温に耐えられず枯死してしまった。だが一番奥に植えたのがサカキの陰になって霜を免れたのか、辛うじて生き残った。
4月中は気温が不安定だったので葉に元気がなかったが、5月に入るとつるを旺盛に伸ばし、葉を沢山つけてきた。しばらくすると見慣れない白いものがついて、成長するにつれてつぼみとわかった。昨年は熱心に手入れしても何事も起きなかったのに、放ったらかしたら花がついたのでちょっと微妙な気分。でもうれしい。
今10個近くつぼみがついていて、次々と紫の花を咲かせている。Wikipedia では見ていたが、実物は初めて。予想より繊細な感じではないし、香りもない。一応実をつけるとパッションフルーツになるらしいが、食用の種類じゃないし、強い日光がないと結実しないようだから期待はできないだろう。
茎というか枝も最大5ミリぐらいの太さになり、つるの伸びが早い。今年の夏は1本だけで十分遮光できそうだ。