昔、車にうるさい連中は、有名どころのチューニングメーカーのステッカーを貼っているだけで、中身はどノーマルな車をステッカーチューンと言って揶揄していた。特に雑誌「Option」のステッカーを貼った車は、100%どこもいじっていない貧乏人の車とバカにしていたものだ。
最近「ステッカーチューン」はネガティブな言葉ではなく、カスタムの一種と認知されているらしい。オタクの痛車文化のおかげなのだろうか。手軽に個性を出せると人気が高いようだ。
ジャイロは商用車で真っ白。デカいボックスも積んでいるから配達バイクと間違えられそう。いや間違えられても何も困らないが、せめて「配達中じゃないですよ」と主張したい。
そんなわけで Amazon で「自家用」ステッカーを購入。ちなみに「自家用」表示は本来バスとかトラックなどで客から運賃を取る車(緑/黒ナンバーの営業車)と区別するためのもの。「自家用自動車」として道路運送法で定められていて、一般家庭で使う「自家用車」とはちょっと意味が違うらしい。むしろこのステッカーを貼ると有償旅客運送用途じゃない業務用自動車(要は社用車みたいなもの)と見なされてしまう。
とはいえ「緑ナンバーで区別できるんだからわざわざ書く必要ないじゃん」と、この表示義務自体が形骸化。義務といっても罰則もなかったのでだいぶ前から「自家用」と書いている車はほとんど見かけなくなった。さらに最近の法改正で表示義務もなくなったようなので、このステッカーを貼っても何も意味がない。ただのジョークグッズだ。
このステッカーは黒い文字部分が切り抜かれているタイプ。黄色の台紙を剥がしてボディに貼り付け、透明シートの上から布などでこすって黒文字部分を密着させたら、透明シートをはがし黒文字だけ残して完成。
本来ならマスキングテープなどで当たりをとって位置決めするのだろうが、mezzo は目検討、ぶっつけ本番でやるタイプ。だからと言って器用なわけではないので失敗することも多い。今回は上手くいったかな?
右側は逆向き文字。フォントでなく、手描き文字っぽいところも GOOD。制作者の方、よくわかってらっしゃる。
あと煽り運転防止のため「家に猫がいます」ステッカーも貼ってみた。「赤ちゃんが乗っています」ステッカーを見ると「だから何だよ、雑な運転しても許してくれってか?」とムカつくこともあるが、こういうステッカーは見ると和む。でも後続車のドライバーが「何て書いてあるんだろう」と、車間を詰めてしまうかもしれないので逆効果かもしれない。
そういえば「猫ステッカー」でこんな記事を見つけた。
「家に猫がいます」…話題のステッカーに「深い意味」はあるのか 制作者が明かした真相
https://www.j-cast.com/2018/09/20338889.html
なに、これ死亡フラグなん? 私、死ぬの? いやん。
それはそうと、ジャイロを購入してから友人の mo に自慢しまくっているのだが、彼はどうやら私のジャイロをこのようにしたいらしい(フォトショ合成)。
これじゃ痛バイクじゃなくてスタジオぴえろの営業車だろ。私をどこに向かわそうとするん? 昔話題になったルイズピザよりは全然マシだけどさぁ…えっ、やらないよッ?