前の職場でゴミとして捨てられていた鋼線。こっそりガメてきたものが掃除の際に出てきたので、以前から作ろうと思っていたものを工作。
持っているニッパとラジオペンチでは歯が立たないほど硬い被覆つき鋼線だったが、力ずくでグニグニしてパチン。さあ、これは何でしょう?
下の写真左、手前は10年以上前に私が作ったもの。被覆なしのフツーの針金のため、ゴムチューブを保護のために巻いてある。今回はビニール被覆があるからそのまま使用。これを鴨居のスキマに引っ掛けるように加工すれば、ヴァイオリンやヴィオラ専用ハンガーの出来上がり。
普通ヴァイオリンはケースに収めておくものだが、私のように複数とっかえひっかえ弾く場合、いちいち開けたり閉めたりがめどい。またどうしても手前のケースばかり開けて弾く楽器が偏る。まんべんなく鳴らして愛したいしね。
このように壁に吊るして置けばパッと手にとってすぐ練習できるし、次から次へと楽器を交換するのもラクチン。最近になって楽器の数がやたらに増えたので、以前作ったものでは足りなくなって追加で作った。うん、いいね、いいね。
市販されているヴァイオリンハンガーがあればそっちを買おうと思っていたのだがウクレレ兼用しかない。評判を調べてみるとヴァイオリンには微妙に使い勝手が悪そうで、楽器の保持力も低そう。だが私の考案したこのハンガーはなかなか保持力が高い。そりゃ思い切り揺らせば壁や鴨居にぶつけるだろうが、多少なら接触を絶妙に避けてくれるスグレ物。寸法や曲げ角度など苦心して作った覚えがあるが、今回はまんまコピーしただけで完成。昔のmezzoの技術力ハンパねえ。自画自賛。
だが取り付け時に楽器を避難しておくのをうっかり忘れ、ヴィオラを落としてヴァイオリンにぶつけたorz 亀裂こそ入らなかったけど、ニスが剥げるほどの大傷。あーあ。
楽器を傷つけない目的で作ったのに本末転倒…