うっかり下書きのまま数年放置していたのだが、もったいないので加筆して公開。
ペケジェーのハンドルの先っちょにある金具(バーエンド)のゴムが緩くなって落ちることが多かったので交換。すると何ということでしょう、長距離運転もラクになったのです(ナレーション:加藤みどり)。
私の乗っているペケジェーは前のオーナーが色々と手を加えていたようで、ハンドルバーもアルミ製に取り替えてあった。しかしどうやらその軽量化が良くなかったらしく、ハンドルが60km/hあたりでビリビリ振動。手放しすると真っ直ぐ走らないほどだった。
バイクメーカーは多くのテストを重ね、騒音や共振など、あらゆる不具合を潰して市販にこぎつけている。そのため小さな部品を一つ交換しただけで、全体のバランスが崩れてしまうことが結構ある。『バイクのカスタマイズとは、乗りにくくすること』というジョークがあるが、実際乗りやすく改善できる方が少ない気がする。
今回交換したバーエンドは少しでも重くなるよう、シャフトが長く奥まで差し込むタイプを選んだ。すると振動が劇的に減り、疲れにくくなった。アルミで軽量化してあるのに重みを増やすとか本末転倒だが、私がハンドルを換えた訳ではないので仕方ない。
そういえばこのペケジェー、数年前にスロットルワイヤーが切れたのだが、これもハンドル交換の際に取り回しを間違えていたのが原因だった。う〜ん、余計な改造しているなぁ…
もちろん体格や用途に合わせてカスタマイズするのはアリだろうけれど、特に現状で不都合がないのなら、バイクはノーマルで走るのが一番スよ。