ついさっき環八の渋滞を抜けて帰ってきたところ。今日は西横浜へちょっと用事。用事といっても私が勝手に作ってるだけだ。別にいつ行くとは決めてないが、大体毎年行っている。
朝起きるのが遅かったのでVT250を走らせ、埼玉線から首都高に乗った。昔よりも運転が慎重になった。まあバイクがいつ壊れるかわからないので、無理させられないというのもあるが。エンジンが暖まってくると、信号待ちのアイドリング中にスコンとエンストする。キャブ調整してアイドリングを上げると、これまた規定値より1,000rpm以上に「ンガーッ」と上がってしまって調整が利かない。まあ古いバイクだし、キャブの分解清掃が面倒だから仕方ない。
墓地脇の茶屋で花と線香を買ってお参り。友人の家族にはいつも無断で来ている。昨日、家族がお参りに来られたのか、まだ真新しい花が供えてある。墓銘には「享年平成七年十二月十七日 二十六才」とある。もう十三年経っているのか。いい加減、涙も出ないし、何を話しかけていいのかわからない。生きてりゃお前オッサンだぞ。それぐらい。
いつも墓前で自問自答を繰り返す。何のことはない、自分自身を振り返るための口実に来てるんじゃないのか? いや、中華街でちょっとおいしいもの食うための小旅行かも知らん。結局は偽善者ぶってるに過ぎないんだよ。だったらもうちょっとスマートで、こんなまどろっこしいやり方じゃない方法があるはずだ。何で片道2、3時間かけて、こんな面倒くさいことを自分に課してるのか。
空でカラスがカアカア騒々しい中、線香が燃え尽きるまで墓前でボーッとしてた。結局、ここに来る理由が何も思いつかなかった。仕方ない、また来年来て考えよう。