丸ノコの断線修理

家の片付けをこのところずっとやっている。親が商売をやっていたので資材やら角材など処分に困るものが多い。そのため長物や家具類の処分には片手で使える電動回転ノコギリ、通称「丸ノコ」が欠かせない。

こないだも大量の塩ビ管をブッタ切って袋詰め。翌日の夜勤明け、その日はゆっくり休んで疲れを癒そうとしたら近所に住む妹夫婦がウチの柿の木の剪定を始めた。今年はやたらに柿が豊作なのだが、渋柿で食えないから家の前の舗装路を汚すだけの存在。仕事が増えるので私は放置しておくつもりだったのだが、妹たちが作業を始めたらとんでもない量の枝が出たため、致し方なく私も丸ノコで細かく切る手伝いをした。

だがこないだ替えたばかりの丸歯がすでに大量に色んなものを切り過ぎてもうダメ。生木を伐るからなおさら。刃物というのは切れ味が悪くなるとかえって手を切るなど事故を起こしやすい。刃の進行方向に絶対手を置かないようにしているので手こそ切らないが、夜勤明けで疲れていたのかケーブル(コード)の取り回しまで気が回らず、引っ掛けて被覆を切ってしまった。これで二度目だ。完全に断線までしてはいないが銅線が露出してこのままでは危ない。
  
引っ張りの力がかかるところなので銅線をねじってビニルテープで巻くだけでは心もとない。今回もハンダでしっかりと溶着し、ニッパで尖った部分を整形し、熱収縮チューブで絶縁してビニルテープで丁寧に保護した。継いだ所の段差をそのままにしておくと被覆を取り除いた細いところに負荷がかかって断線の原因になると思ったので、そこは多めに巻いて段差を無くしておいた。

でも今度同じところを切ったらケーブルごと交換しないとダメかもしれない。配線は継ぐ度に抵抗値が上がって熱が発生するもの。いい加減な接続や、耐圧の低いケーブルを使うことは事故の元になる。ウチの父はそれでしょっちゅうブレーカーを落としたり、火花を飛ばしたり、私を感電させた。おかげで私は色々学習して詳しくなった訳だが。ホント、ウチの親って反面教師。
  
ホームセンターで買った数千円の安物なのでいつまでモーターがもつかわからないが、これでまたしばらくは戦える。とはいえ日曜大工コーナーにあるこういった安物は10分使ったら30分休ませるとかしないとモーターが焼け切れる。マキタとかの業務用はモーターが違うので連続使用に耐えられるけれど、値段が3倍ぐらいするのでゴミを切るにはもったいない。

でも丸歯はケチるものではないようだ。2000円以下の安物を買ったらやはりすぐダメになった。ケガの元になるので今度はちゃんと高いのを買ってこよう。

というか背中やら腕やら湿布だらけでこっちのモーターが焼け切れそう・・・

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