番猫

ときどき外で聞き慣れない猫の「なおー」という声がする。どうやら近所のオス猫がうちのオバサン猫を目当てに来るようだ。彼女らは避妊されているので全く関心ないどころか、むしろ自分のテリトリーに侵入してくる敵と見なしているらしい。時々「シャー」とか「フー」とか威嚇している。

で、今日はずっと玄関先で寝っ転がっていた。監視活動をしているようだ。ほとんど寝ているからちゃんとできているのか怪しいけれど。

Androidで音楽レッスン

Android マーケットを探したら以前紹介したものの他に楽器練習に役立つものを色々と見つけたのでピックアップ。

まずは Mobile Metronome というメトロノームのアプリ。基本的にヴァイオリニストは拍子を自由に取ってしまう人種なのできっちりビートを刻むとかしないのだが、それは訓練された人に許される特権なので素人は真似してはいけない。もちろん私はド素人なので譜面をさらうのにこの手のツールは欠かせない。

個人的には持っているヤマハの電子メトロノームのように針が左右に振り子のように揺れるものが好みだが、演奏中は楽譜も見ないとならないからこれでも十分か。音はいかにも電子音的だが目立つ音なので楽器の音に埋もれないからグッド。また拍子をカッカッカッカと東野英治郎版水戸黄門の笑い声のように刻むだけじゃなく、各拍子で6連符まで設定が可能。さらに細かく休符も設定できるプロ版 Mobile Metronome Pro もあるとのことだが、私にはフリー版で十分かも。
  
次に、MusicTutor SightRead Lite という音符の音名を読む練習のアプリ。MusicTutor SightRead の機能限定版で「Read」以外押せないボタンがいくつかあるが、単純に譜読みの練習だけならこれで十分。現れたオタマジャクシの音名をピアノ鍵盤で押して正解ならピアノ音、不正解だとガラスがガシャンと割れる音がする。30秒間で何問答えられたか過去の統計が折れ線グラフで表示される。
  
これとはまたアプローチの違う譜読みアプリ Note Teacher は画面がクラシカルでカッコイイ。表示がト音、ヘ音、ト音+ヘ音の3種類が選べ、重音で表示される部分の灰色表示のオタマジャクシをC~Aの音名で答える。こちらはタイムは測らないし途中でやめてもあとで続きができる。空き時間で気軽に練習できるかも。Statisticsで各音名の正解率がパーセンテージで表示されるので自分の苦手がわかる。画面が小さくて見づらいのがちょっと難点。
  
ト音記号とヘ音記号の譜面読み練習アプリは多くあるがハ音(アルト用)のも欲しい。探したら Music Sheet Workout というのを見つけた。正解すると次の問題、不正解するとバイブが鳴って正解を色で表示するというシンプルさ。時間制限はないが私はまるでハ音記号が読めなくて欝になった。ていうかヘ音記号だって怪しいけれど。まだ開発中のベータ版らしく押しても出てこない機能があるが、譜読み練習だけならこれでも十分。
  
最後に音感を鍛えるアプリTheory, Practice! 右上の再生ボタンを押すとピアノの音が鳴るので、それぞれ何の音かを当てて音感を鍛えるというアプリ。「Intervals」で音程、「Chords」で和音、「Scales」で音階の聴き分け練習ができる。絶対音感は鍛えようがないが、相対音感(音程感)を身に付けることが特にフレットのないヴァイオリン属の楽器には必要なのでヒマを見てはポチポチ練習したい。でも私は調号が変わると長調(Major)と短調(Minor)すら区別がつかなかった。音感のあまりの無さにこれまた欝に。

以上、全部英語のアプリだが、音楽かじってればわかる単語だし使っているうちに何となくわかると思う。「英語」と聞いただけで敬遠してしまう人も多くいるようだが、それだと豊富なアプリを誇るAndroidの魅力が半減してしまうかも。

ヴィオラの滑りを止めてみる

以前のエントリーでヴィオラが滑るということを記述したが未だ解決策を模索中。結論には至っていないが当面の対策2案については良好な経過が得られたのでまずは報告(誰へのレポートだ)。

以前「滑り落ちそうになる」と書いたが「滑って回転する」が正しい表現。肩と鎖骨の間の辺りがヴィオラの裏板に接するのだが30~45度の角度に傾けるので、重力に従いそこを軸にして内側に回転してしまう。服の布地で滑るので上半身裸になれば滑りは止まるが、さすがシャツを脱いでステージに上がったら変態だと思われる(変態だけど)。というか直に挟むと痛いし。楽器と肩の間に滑りにくい布を挟むようにすればいいと思うのだが、楽器を傷つけたり汚したりしないことが条件となる。

そこで最初に思いついたのは自動車用品の滑り止めマット。網状のウレタンゴムのシートで、ダッシュボードなどに敷いておくとサングラスのような軽いものなら走行中滑らないようになるもの。昔大型トラックに乗ったときダッシュボードに観葉植物を置いたときに使ったが、急ブレーキ急ハンドルしなければ滑り落ちなかったものだ。
  
次に思いついたのが皮革。ハンティング用のジャケットなどはライフルを当てても滑らず、破れないよう丈夫な革が当ててある。さすがに厚い牛革などはゴワつくだろうと思ったので色々調べた結果、セーム革という磨き布として使われる薄い革が良さそうだ。

近所のカインズホームへ行ったら自動車用品売り場で両方ともすぐに見つかった。それに安い。他にも台所用品や掃除用具売り場も見て回り使えそうなものを探してみたが、とりあえず結果が欲しかったのでこの2点だけ購入。
  
そのまま使うには大きいが、まずは滑らないかどうかカットせずに肩に乗せる。ヴィオラをアゴにはさんでみたら、バッチリ・ドンピシャ・ジャストフィット! 軽い力で楽器がしっかりホールドできる。これはいい。

で、これで解決だなと思ったのだがセーム革は臭い。ものすごくケモノ臭ッ。それに本物のセーム革って確か鹿の皮だったような。まあ安いし「楽器用」とはどこにも書いてないので仕方ない。普通に洗ってOKと書いてあるので洗ってみて匂いはどうなるかこのまま経過観察。

では滑り止めマットの方は問題ないかというと、ベトつき感があるので楽器のニスによってはくっついて痕がつくかもしれない。これもしばらく使って検証する必要があるだろう。何はともあれ多少汚れようが安物楽器なので気にしない。私の楽器が数百万するものじゃなくて本当に良かった(負け惜しみ)。

Androidの無料アプリを使い倒す

HTC EVO WiMAX ISW11HT を使い始めてひと月。バッテリーの持ちは相変わらず悪いが電池がなじんてきたのか、こまめに使わない電波を切り、ずっといじっていなければそれなりに持つようになってきた。Android のクセと画面の細かいところのタッチにも慣れ、たまに布団に転がりながらマーケットで無料アプリを探しては遊んでいる。そんな中で私が面白いと思ったものをピックアップ。

まずは Lighter Free 。私はこういう無意味なものが好きだ。いわゆる「シュール系」というやつ。これは擬似的にライターを表示するアプリ。フタをフリップすると「カキン♪」とフタが開き、フリントホイールを回すと「シュボッ」と炎が揺れはじめる。本体を傾けると炎も傾き、「フッ」と息を吹きかけると火が消えて一瞬細い煙がフワッと漂う。ただそれだけ。実際に火ではないのでタバコもつけられないから全く無意味。でもユラユラとした炎を見つめていると、太古の時代に思いを寄せたり精神統一ができるかもしれない。いや、本物でやれ。
  
着信音は本体付属の電話のベルが気に入っているのだが、どうせならちょっと差別化したい。まずは Old School Telephone Ringtone。1種類だけだが「ジリンジリン」という短めのベル。日本の黒電話とはまた違う感じがなかなかいい。

古い携帯電話の着メロは45種類もある。いわゆるジリリリ系の黒電話の他、会社のビジネスフォンみたいなプルルル系、色んな種類の電話が同時に鳴っているパニック系や変なスクラッチのループまで入ったシブヤ系まである。もちろんいずれもタップして着信音などに設定可能。インパクトのある音色は着信時に注目されること間違いなし。
  
最後にダンシングミク。ライブ壁紙というAndroidの動く待ち受け画面。昔の私だったらメモリとバッテリーを食うばかりの無意味な常駐ソフトは絶対許せなかったものだが、最近の機器は余裕があるので気にならなくなった。二頭身のミクが画面をあちこちテケテケ歩いているのを見ると癒される。タップするとネギを振ってダンスをするのだが、バッテリー残量によって表情が変化する。一応歩く速度を5段階に調整できるが違いが微妙。たまに勝手に落ちるときもあるがそういう不安定さも許せてしまうようになったのだから私も円くなったものだ。

ちなみに壁紙は Microsoft 台湾の Siverlight 公式キャラクター「藍澤光」。Android なのに Microsoft という違和感がお気に入り。昔、Windows 98 の壁紙を MacOS8 にしたものだが、やっぱり私のそういうひねくれたところは変わらない。

※9/30追記
記事のダンシングミクは現在公開中止になっている模様。