ヴィオラの弦交換(4回目)

最近ヴィオラの練習をしていると音が裏返ることが多くピッチも不安定。梅雨時なので仕方ないとは思うが、どうやら弦もヘタってきている気がする。いつ替えたんだっけと思ったら以前交換したのが去年の12月だったので半年ちょい。私の練習量だとそれぐらいじゃヘタらないとは思うが、来月発表会もあるしどうせなら替えてしまおう。

今回張ったのは先日ヴァイオリンの先生からもらったヴィオラ弦3本。C・G線がスピロコア(Spirocore)、D線がヤーガー(Jargar)。A線は入っていなかったのでこちらはヘリコアのセット弦にオマケでついてたカプラン(Kaplan)を。もらいもんで揃えたらオーストリアにデンマーク、アメリカ製と節操のない組み合わせになってしまった。ちなみにフィッティングはドイツ製。でも肝心の本体は中国製だけど。

ヤーガーは初めて張るのだが、パッケージ表記が音名でなく弦番号なので戸惑った。(高音弦)から数えて I、II、III、IV だった気がしたが、念のためネットで調べたら Viola IID線で間違いないようだ。まぎらわしい。

今回は珍しく一発で長さもいい感じに張れて駒もピタリと決まった。早速チューニングして弾いてみたのだが、むむう、やはり音がバラバラだ。

スピロコアは同じトマスティーク社のドミナント(Dominant)に似たザリッとした手ごたえで、弦楽器らしい音量と倍音を兼ね備えている優等生。周りの空気を根こそぎ吸い取って響かせてる気がする。うん、これはいい。

ヤーガーは音量がやたら小さいが雑音がなく、裏板からしっかり共鳴している気がするし手触りもいい。音色自体は好みだが、いかんせん音が引っ込んだ感じで前に出てこない。うーん、イマイチ。

カプランはいかにも金属弦といったツイーンとしたアタックの強い音。前に出ようとする鋭い音はカントリーとかそういう電気楽器と混じって演奏するのにはいいかも知れないが音に余韻はない。おまけに表面が巻線むき出しでザリザリした感触だからエレキギターを弾いている気分に。うーむ、なんじゃこりゃぁ。

音階を弾くのにC・G線までは気持ちいいが、D線に移った途端にドルビーシステムのスイッチが入ったように音がこもる。A線に移ったら今度はグラフィックイコライザーをいじられたようにクラシックの音じゃなくなる。とにかくヤーガーが弱すぎてカプランが強すぎる。

恐らくヤーガーは小さめのヴィオラなど低音の弱い楽器で、鳴り過ぎる高音部を抑えるにはいいのだろう。カプランは同じダダリオ社のヘリコア(Helicore)と組み合わせ、ピックアップつけてアンプで鳴らした方がいいのかも知れない。いずれも私の楽器には合わないようだ。

じゃあ同じ種類の弦で揃えればいいかというと、ヴィオラは中途半端な大きさのため、同じ弦でも楽器によって音の高低のバランスが悪くなることがあるらしい。そのためヴィオラ弾きは弦の組み合わせを色々変える人が多いようだ。他にもラーセン(Larsen/スウェーデン製)とかコレルリ・アライアンス(Corelli Alliance/フランス製)なども組み合わせて多国籍軍状態にするのが定番らしい。でも私のはあくまでももらいもんで済ましたらこうなっただけで、間違ってもこの組み合わせはオススメできない。

最初は移弦する度に違う楽器になったようで戸惑ったが、しばらく弾いていたらなじんだのか耳が慣れたのかさほど気にならなくなってきた。前よりも音が裏返らずピッチも安定して全然マシなので、しばらくはこれで行くことに。何せマトモな弦ってとんでもなく高いから、音の好みでホイホイ捨てられない。

それに案外聴く人は弾く人より弦の違いまではわからないもの。弦楽器は離れたところで聴かないと本当の良し悪しなんてわからないし、音色の大半を決めるのは弾く人の腕楽器の調整次第。はい、練習します・・・

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