短調ちょー辛い

ヴァイオリンの発表会が終わってから教本も見ずにダラダラといい加減に弾いていたのだが、通常レッスンが始まるので見直し。そうしたら小野アンナのヴァイオリン音階教本が去年からやっててページの半分も進んでいたかったことに気がついた。これはイカン。

音階とは大ざっぱにいうと「ドレミファソラシド」で構成される音の定規。これをずらすことで曲のニュアンスを変えたり、歌手の音域に合わせることができる。また全音・半音の組み合わせによって主に長調・短調の2種類の音階があり、長調は明るく聞こえ短調は物憂げに聞こえる。クラシック曲では長短の前にカタカナがつくが、これは主音という基準になる音の和名。ド(和名「ハ」・英名「C」)から長調で始めればハ長調(Cメイジャー)、ラ(和名「イ」・英名「A」から短調を始めればイ短調(Aマイナー)となる。主音が変われば五線譜に調性記号の#(シャープ)や♭(フラット)が増えるのだが、私もちゃんと理解しているのか怪しいのでこれぐらいで。

で、調性が変わればヴァイオリンの指の位置というか指使いがまるで変わってくる。音楽で飯を食おうと思うならあらゆる指使いを訓練し、まんべんなくどの調でも弾けないとならない。私の目標はジャズとか転調しまくる曲で即興演奏できるようになることなので、その辺はクリアしないとならない基本中の基本。だが♭記号1個ですでにつまづいている。

特に私は短調が壊滅的にダメ。短調の音階は昇りと降りで音が違うからだ。イ短調だと音が下る(下降する)ときは

 ラ ソ ファ ミ レ ド シ ラ

となるのだが、上がる(上昇する)ときには

 ラ シ ド レ ミ ファ# ソ# ラ

と、なぜかファとソが半音上がる。なので行きと帰りの指がまるで違うから頭がこんがらがってくる。深くツッコむと自然的短音階とか和声的短音階、旋律的短音階なんて言ったりするので、さらにワケがわからなくなってくる。

とにかく「そういうもんなんだから仕方ない」と割り切って練習しているが、♭が1個ついてニ短調になったらさらにワケがわからなくなってきた。♭になっている音が半音上がるとナチュラルがつくので、果たして何の音かわからなくなってくる。ダブルシャープとかそういう意味のわからない臨時記号だってあるのにこんな調子では先が思いやられる。

それはそうとレッスン中、先生が譜面に注釈を鉛筆で加えてくれるのだが、時々あとで見返すと何が書いてあるのか読めなくなるときがある。これは何と読むのだろう・・・

※8/13追記
文字の謎が解けた。「くっつく」だと思われる。

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