ついこないだ発表会が終わったと思ったらもうクリスマスの演奏会の話が。ヴァイオリンはゆっくりじっくり習おうと思っていたのにせかされまくり。
クリスマス会は参加人数が少ないため、小さな会場を貸切にして合奏メイン。しかし今年は一人一人ソロを取って他の人がその伴奏をするという形式にしたとのこと。いわゆる Featuring 誰々って感じか。で、先生に「アナタは何の曲をやりたいの? 次回までに決めておくように」と言われてしまった。ヴィオラ伴奏で後ろに立って目立たぬようにしようと思っていたのに。
候補の曲は一晩考えて第3候補まで決めたが、問題は譜面を探しても見つからない。正確に言うとあるにはあるがピアノ譜だったりして目的のものと違う。自分的にはヴィオラをメインに据えてヴァイオリンを伴奏に回したいのだが、そんな譜面などあるわけがない。
ジャズの人ならヴォーカル譜渡して「キーはGmであと適当に」で済むのだろうが、ヴァイオリンの先生によるとクラシック畑の人は譜面に書いてないと移調もできないそうで。音大生でもジャズはできないって人が大多数なそうな。ていうか譜面があったって私はマトモに弾けないけれど。ううむ、こうなったらPCで編曲して楽譜を作るしかないか? 弦楽四重奏の曲なら以前作ったことあるし。欲しいものがないなら作ってしまえ、というのは昔から同人をやってた人間の悪いクセかもしれない。
まだクリスマス会の練習は始まっていないので先日は基本練習のレッスン。こないだから重音(二弦以上を同時に鳴らす)の音階練習が始まったのだが、第3、第5ポジションへの移行もあるので左の指と腕が超絶にキツイ。例えるなら楳図かずおの「グワシ」の指の形で痒い背中のピンポイントを狙って掻くようなキツさ。弦を2本きちんと押さえられないからネコの悲鳴のようなキシャーという恐ろしい音が鳴る。肉体的・精神的にキツイ。
ちょっと上手くなったかな? と思うとさらに大きなハードルが出されて途端にガタガタになる。年に2回発表会で尻を叩かれる。これで上手くならない訳がない。楽器習得とは忍耐・努力・根性という体育会系な行為だ。