久々に購入した新品のPC、HPE360jp。買ってからようやく使い慣れてきたのでレビューをば。でも性能的なことはスペックを見ればわかると思うので、ごく私見的なことをだらだらと。いつもながら有益な情報は期待しないでね。
友人にも妹にも勧めてしまうほどmezzoはhpファン。昔から数台乗り継いでいるが、実は新品でhpのPCを買うのはこれが初めて。ちなみに私が乗り継いできたモデルは以下。
Vectra VL 6/400 (Pentium II 400MHz)
Vectra VL400 (Pentium III 800EBMHz)
Visualize X550 (Pentium Xeon 550MHz×2)
e-Vectra (Pentium III 600EBMHz)
E-PC 42 (Pentium 4 1GB)
ワークステーションも混じっているが、これらはほとんどアキバで買ってきた業務用PCのリース払い下げ品。同スペックで同じ値段だと、なぜかhpばかり選んで買ってきた。私がhpにこだわるのはその堅牢さ。上記のマシンは私が使っている間に大きなトラブルを起こしたことがない。もちろん内蔵電池の消耗やHDDの故障がなかったわけではないが、本体自体は壊れたことがない。e-Vectraなどは自宅サーバとしてNetBSDなどを入れて5年以上稼動していたし、VL400に至ってはいまだ現役で動いていたりする。内部の設計もため息をつくぐらい合理的で美しいのだが…それはまたの機会にでも。
話を戻してHPE360jp。今回はメインマシンのHDDが吹っ飛び、復旧できなかったために急きょ買うことになったのだが、以前から今年の冬モデルを買おうと思っていたからチェック済み。迷わず AMD Phenom II X6 の構成でポチッた。CPUがデュアルのマシンは2台乗り継いでいるが、いずれも安定性が抜群。複数の重いアプリを立ち上げても落ちなかった実績があったので最初からCPUはデュアル以上と決めていた。それに非インテルというところも好き。別にインテルに恨みはないけれど。
BTOとやらでカスタマイズし、選んだOSはWindows 7 64bit Pro。ダウングレードのオプションなどはつけなかった。せっかく新しいPCを買うんだから後ろ向きに歩いてはいけない。そう書きながらProを選んだのはXPモードが使えるから。だいたいXPにずっとしがみついていた私が言うセリフではない。
将来、糞重いソフトを動かすことを前提にメモリは8GB。ゲームはしないし2Dでしか使わないのでグラフィックボードはATI Radeon HD5770(1GB)をセレクト。というかこれはTong氏にメールして他力本願の選択。ただしTong氏に全部任せるとDellになるのでそこは譲らない。Dellは同じアメリカの会社なのになぜか嫌い。などと今、会社のDellでこれを打っているんだが。
届いたタイミングが富山旅行のときでしばらく放置していたが、帰ってきてからようやくセッティング。HDD換装のときの写真が上なのだが、見てわかるようにhpは昔からトルクス(TORX)という規格の星型ネジを使っている。フタを開けるのでさえトルクスのため、内部にアクセスさせたくないという意図があるのかと思えば、マイナスドライバーでも回せるようになっているところが親切設計。私は古参のhpファンなのでトルクスドライバーは数種類持っているけれどね。
HDDはS-ATA端子が上向くようにタテ置きにして、箱状のユニットに組み込まれている。交換の際は奥まで手を伸ばさなくともネジ2本抜けばごそっとユニットごと外せる。hpは昔からネジを多用しないよう工夫されていて、5インチベイの光学ドライブに関してはネジを外さずともバネ仕掛けのレバーで脱着できるようになっている。いつも買ってきたhpをバラすたびにため息をつくほど設計が美しい。誰か捕まえて一晩中その魅力について語り合いたいぐらいだ。
ただしhpの欠点は動作音。HDDの防振などは考えていない上、吸排気用のパンチ穴がいっぱい開いているので音が結構響く。また昔からファンの個数をケチりたい傾向があるらしく、他メーカーが低回転ファン2個にするところを高回転ファン1個で済ましてしまうことが多々ある。だから「ヴーカリカリカリ…」と気にし始めると結構うるさい。とはいえ昔使っていたワークステーションのVisualizeは掃除機並(誇張なし)にうるさかったから、それに比べりゃ静かなものだ。作業中はヘッドフォンでアイマス聴いているから問題ないし。
で、HDDの交換の際にサウンドボード E-MU 0404 PCI を取り付けようとしたら…あれ? 幅が違う? なにこれスロットの形が違うじゃない…
どうやら私がXPにしがみつき、いじったこともないVistaをけなしている間に時代が変わっていたようだ。PCI Express? なにそれ? ひー、これじゃDAW(音楽打ち込み)環境を構築できないじゃないの。ムキー。あとで調べたら変換用のスロットなどもあるようだけれど、もう結局古いマシンを再生してそちらをDAW用にしてしまった。新しい方は絵描き専用マシンとして使うことに。
だがその後64bit OSに翻弄されまくり。今まで使っていたシリアル接続の intuos2 に変換コネクタ挿したりしたが結局ダメ。仕方なく intuos4 を買ってつないだら、今度はOSが勝手にタブレットPC機能を起動させて変な動きになるし。なんかワコムのドライバは不安定だし。何かするとすぐ画面が暗くなってウザいし(UAC)。フォルダオプションすらどこに行ったかわからないし。ファイルの関連付け「Edit」ができないし。勝手にhpのよくわかんないソフト立ち上がるし。ぐわーっ。
他にも Photoshop 7 や Illustrator 9 など古いソフトが動かず何度もインストールし直したり、ファイルの関連付けを直したり、レジストリいじったりしてホトホト疲れた。何なんだ、一体? メモリがたくさん使えるからと聞いて64bitにしたのにぃ。私はただフツーに絵が描きたいだけなのにぃ。これは私が Vista をスキップしたのが悪いのか? いや、ゲ○ツが悪い。コンチクショー。
それでもずっといじり倒しているうちにAeroが軽快に動くのが心地よくなってきた。XPのサブマシン(Athlon 64 3000+)に戻って作業すると、Lunaを切っててもたつきを感じるぐらいだから、6コアとGPU支援の恩恵で相当快適なマシンになっているようだ。最近になってようやくお絵描きを再開したが、Photoshop 7でも以前より動作が軽く快適に動かせるようになったので気持ちいい(若干不具合もあるけど)。Adobe CS5 ならば64bitの恩恵をもっと受けられるだろうになぁ。ああ、早く移行したいが金がない…
そういえば注文の際に【人気爆発】と書かれていたキーボードカバーを同時購入した。昔、会社の OASYS をいじった以来カバーのついたキーボードを触っていなかったが、ひぃ、気色悪っ。ペタペタベタベタするよ。打鍵感サイアクだよ。うわぁっ金をドブに捨てたぁっ(あくまでも個人の感想です)。
hpでポチる予定のある方、HPガイドブック「速効!図解HPパソコン」(1,050円)とかHPキーボードカバー(1,890円)の項目は、不要ならオフにすることをお忘れなく…
↓こんなんどーでっしゃろ?
http://iwatadesign.com/
「ドブに落ちても根のある奴は いつかは蓮の花と咲く・・・
顔で笑って腹で泣く・・・」
時代がひとつまた終わっていった感じだなぁ
まあ、あんだけアナログ好きでアナクロな私が新しいパソコンを駆使してブログ書いてる時点で終わってるんじゃないかと。
50音配列キーボードって何で作っていないのかなぁと思ったら、とっくに作って売られていたけど売れずに生産中止されたそうで。
利用者に不便さを強いて慣らしてしまうのが新しいテクノロジーなんだろか。
うん、会話がかみ合わないなw