何でもマルチにこなせそうに見える私ではあるが、実のところ不器用な脳の作りだったりする。クルマやバイクに夢中になった頃は生活のすべてがそこを中心に回っていたため、稼いだ金の大半をそこにつぎ込んでいた。20代の頃、仕事を2件掛け持ちしたことがあるが、片方がおろそかになってクビになったこともあった。何かに集中すると片方がダメになるらしい。

何か1つのことに集中しすぎると生命活動を維持することすら忘れてしまう。こないだも夜中に絵を描いて、Photoshop の保存をかける待ち時間になって初めてトイレを我慢していることに気付いた。おかげで未だ膀胱が痛い。ときどきうっかり12時間ぐらい連続作業してメシを食うことすら忘れていたりするので、立ち上がった途端にふらついたり、火鉢の炭が燃え尽きて室温が10度以下になっていたり、体中が硬直していて激痛が走ったりする。我ながら非常にあぶない。間違いなく長生きできないな、こりゃ。

で、最近ずっとそんな状態で絵に集中しているのでヴァイオリンがおろそかになっている。じゃあ絵を描いている合間に気分転換にヴァイオリン練習をしてみることはできないのだろうか。脳の使っているところが違うし、体を動かすのだからよさそうな気がするのだが。と思ってやってみたが今度はヴァイオリンに集中しすぎて肩が凝り、絵を描く体力がなくなった。ダメだこりゃ。

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