このところ殺人的に暑い。発表会を間近に控え、猛練習をしないとならないのに猛暑で猛烈に参っている。私は家でエアコンを滅多につけないのだが、さすがに室温が34℃を過ぎるとつけざるを得ない。
しかし家の中だとイマイチ練習する気にならず、すぐ冷蔵庫からアイスを取り出してレロレロしてサボってしまう。気分を変えたいと思い、こないだ初めてカラオケボックスに練習に行った。
まずは行く前に下調べ。近所の店を検索したらシダックスがレンタルルームというのをやっているらしい。ちゃんとサイトにもヴァイオリンを弾いてる写真があるし、カラオケ利用でなければ会員割引で学生・シニア料金で使えるとあるではないか。早速メール会員に登録してスマホに会員用アプリをインストール。
受付でスマホアプリの会員バーコードを読み取ってもらい「レンタルルーム利用で」と申し込み。しかし平日の昼間に行ったのだがやたら混雑。それも小さい子からケバい子まで女の子ばかり。そうか学生は夏休みが始まってたんだな。30分近く待たされようやく2時間取って入室。
部屋に入ると狭いなと思ったが、5人ぐらいならこの中に詰め込まれるから十分な広さ。でもテーブルとかソファー、機器は演奏に邪魔。特に液晶テレビとカラオケ機器が絶え間なくプロモーションを流し続けているので、電源スイッチを探して勝手に切った。冷房もイマイチだったのでこれまた勝手に設定温度を下げる。
弾き始めようとしたら譜面台を忘れていた。邪魔なのものは多いのに譜面を立てられる場所がないのでちょっと不便。イスもクッションが柔らか過ぎるし低いので演奏には不向き。立って演奏するには譜面台が要るので仕方なく弾けないフレーズを暗譜で重点練習。
音響については神経質になれば隣の部屋からのドンドンモコモコといった雑音が気になるだろうが、集中して弾き始めると楽器が響き過ぎず意外に快適。カラオケと違い生音ではエコーがかからないので、自分のヘタさ加減がよくわかる。それに弾けないフレーズを失敗しながら何度も反復練習するには周囲が静かじゃない分むしろ気を遣わないでいい。同じところを何度もつっかえながら弾くとCDの読み取りエラーのようで聞くに堪えないものだから。とはいえ時々ガラス越しにこっちを見ている通行人の視線が気にならないこともないが。
飲食物の持ち込みは禁止だけれどドリンクバー(別途料金)で適度に水分補給もできる。この日はヴィオラとヴァイオリンを取り替えながら2時間練習。料金はドリンクバー込みでも1,000円以下で済んだ。うん、カラオケボックスはアリだ。
金を払って時間で借りているということもあっていつもより集中。ヘトヘトになるまで弾いたけれど、それでも目前に迫った発表会の曲は未だちゃんと通して弾けず・・・