自分の足に合わせるとサイヤ人のブーツみたいに型崩れ

2016年に購入した AVIREX TIGER をだましだまし使っていたのだが、もう8年も使えばいい加減限界。仕方ないのでバイク用のブーツを新調した。今回は初めての WILDWING(ワイルドウィング)で、標準サイズのファルコンをチョイス。

今まで履いていた TIGER 以前に YAMATO も履いていたし、次も AVIREX にしようかなぁと思っていたのだが、昨今の値上がりラッシュで価格が倍ぐらいになっていてビックリ。8年前は7千円台だったぞ?

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あと AVIREX は合成皮革を使っている所があって、数年でだいたいそこから劣化してくる。できれば合皮を使っていないブーツの方が持ちがいいかも。

合皮の内張りクッション

今回の WILDWING は AVIREX と値段がほとんど変わらないのに、ちゃんと細かい所も牛革を使っている。持ちがよさそうな上、ちゃんとバイク用に作られている。できれば今後しばらくブーツは買い替えたくないのでこれは期待できそう。

では新しいブーツを紹介する前に、8年使用した AVIREX の状態を。使用頻度としては週1回履くか履かないかって感じで、恐らくバイク(XJR1300, ジクサー150)で1万キロ以上は走ったかな。

ファスナーの片側が外れて閉まらないし、直してもまた外れる
反対側のファスナーはツマミが破損、キーリングをつけたが締めても下がってくる
マジックテープは劣化して閉じても剥がれてくる
シフトパッドは薄くなったのか、シフトチェンジ時に痛みを感じる
靴底の溝は残っているがかなり摩耗
新品時はこのくらいなので半分ぐらい減った?
ファスナーが閉まらないので変な型崩れをし始めてきた

と、こんな感じにヤレてはいるのだが、実はこの状態で一番履き心地が良かったりする。長年履いて足になじんでいるから、本当は買い替えたくないぐらい。だがここまで来ると補修する方が高くつくし、チャックがちゃんと締まらないとバイクブーツとして用を足さない(転倒時に脱げる)から致し方ない。

では今回買い替えた WILDWING の紹介。こんな感じの箱で、裏表に色々なんか書いてある。

全部読んでいない
メイド イン バングラデシュ

履く前にまずはミンクオイルを擦りこみ。革を柔らかくして足になじませるのと、革に栄養を与えて長持ちさせるため。

ベルト裏とかもまんべんなく
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あくまで皮革保護のために塗るのだが、ツヤ出し効果もあるのでめっちゃテカテカしてしまう。バイクブーツは薄汚れている方がカッコイイから、テカテカだとバイク初心者みたいで恥ずかしい。

恥ずかしいぐらいテッカテカ

中敷きも投入。デブの腰痛持ちには必須アイテム。

中敷きはダイソー、安物をこまめに替える

新旧並べてみた。今回はショートブーツじゃなく標準サイズにしたのでだいぶ違う。ブーツのサイズはいつも履いている靴やスニーカーと同じ、26.5cmをチョイス。

AVIREX ご苦労さんって感じ

慣らしのため早速履いてジクサーで出勤。ワインレッドのジクサーによく似合う。

ワインレッド、かなり赤い
ジッパーが下まで下がるので脱ぎやすい

でもやはり新品は硬い。バイクブーツを初めて履く人だったら微妙にキツくて「サイズ間違えた?」と勘違いし、足首が曲がらなくて「ナニコレ不良品?」と思うだろう。でもバイクブーツってこんなもの。昔スニーカーでバイクに乗っていた奴が転倒し、足首が折れて逆に曲がっていたっていう話も聞いたしね。

そんな転倒時の怪我を軽減するため、普通の靴と違ってバイク用は足がかなり固定されるから履き心地が非常に悪い。革が厚めで硬く可動域が少ない分、ギプスでもはめられたように歩きがロボットのようになる。もちろん最初はバイクのシフトチェンジもミスするし、足になじませるのに数ヶ月はかかるので新品は本当に嫌だ。

とはいえ紐で調整できる分、はじめ人間ギャートルズみたいな甲高幅広、骨太で太いふくらはぎの私の足にジャストフィットするのだからこれは良いものだ。

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デイトナのブーツも考えていたのだが、私の規格外の足を考えたらやはり編み上げにして良かった。

数十キロ走った感じ、バイク用に開発した靴底だけあって足裏の居心地は AVIREX より断然良い。エンジニアブーツのようにゴツゴツした靴底の場合、たいてい土踏まず部分の収まりが悪く、バイクのステップが引っかかり操作の邪魔になるため慣れが必要。だが WILDWING にはそのストレスがない。収まるべき所にちゃんと収まってくれる感じ。これは良い。

ただしエンジニアブーツの格好のせいか、つま先に厚みがあってシフトアップの際にチェンジペダルの下に滑り込ませるのに引っかかってしまう。慣れれば何とかなるかな? エンジニアブーツにしなければ良いんだが、私はこの形が好きなんだから仕方ない。

この意味不明なベルトがカッコイイんだってば

一番良かったのはホールド感。バイクにくるぶしが当たるところが今までなかったぐらいにピタッと安定感があって気持ちいい。コーナーリングの際に外足を踏ん張った時、車体に吸い付くような感じで安心感がある。さすがレーシングライダーが開発したブーツ。エンジニアブーツの格好はしているがレース用としても使えそう。まあ私はサーキット走行すらしたことがないけれど。

部分部分当たりがキツくて痛いところもあるが、本革はすぐには足に合わないもの。これは AVIREX のときもしばらく我慢していたらなじんだので、歩いて慣らすことにする。

とはいえこの慣らし期間が本当に嫌。だからブーツはなるべく買い替えたくないんだ。オーダメイドで作れば良いのだろうけれど、そんなん十数万〜数十万かかるだろうから無理。太平洋戦争の終盤、日本は物資不足で新兵に支給される軍靴や軍服はサイズが選べず、キツくても上官から「靴に身体を合わせろ!」と言われたらしい。それを考えたらサイズが選べるだけ全然マシと思っていつも我慢している。いや、だったら食事我慢して痩せればいいんだけれどね…

履き始めて3回目だがまだ痛い

そういえばバイク教習所とかでは紐のある靴は避けろって言われているみたいだけれど、ン十年バイクに乗っていて靴紐がバイクに絡んだことって一度もないなぁ。というか私の足が太すぎて、靴紐の長さがだいたいギリギリで余らないからか…

WILDWING 公式より 私はこんなに紐余んないぞ

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