以前バッテリー上りをしたジクサーだが、このままでは出先でトラブルになりそうで不安だ。とはいえ金もないので、このブログではおなじみの台湾 LONG 社製 バッテリーをウェビック 楽天市場店で購入。
前にも書いているが、LONG は「長持ち」のロングじゃなく「廣隆光電科技股份有限公司(Kung Long Batteries Industrial Co Ltd)」(クンロン)という台湾のメーカー。台湾バッテリーマーケットシェア第3位(鉛電池ではトップらしい)で、実は台湾ユアサより大きい会社。そして今回購入した YTX7L-BS 互換の WTZ8VIS は、ホンダのアイドリングストップ機能付き PCX160 の純正バッテリーにも採用されている。LONG 製バッテリーは日本じゃあまり知られていないが、実は信頼性が高いので私も UPS(無停電電源装置)で長年愛用してきた。GS ユアサよりは耐久性で劣るかもしれないが、半分の値段で買えるのは魅力的。
あとジクサー150 純正の台湾ユアサは 12V6.3Ah だが、サイズが変わらず LONG は 12V7Ah。ちょっとだけグレードアップ。何よりアイドリングストップ対応だから、耐久性もバッチリだろう。
箱を開けたらネジ(ターミナルボルト&ナット)が袋に入ってセロテープで固定してあった。刻印からすると今年の7月に製造された模様。長期在庫品じゃなくてラッキー。
いつも UPS 用に買っていたバッテリーはヴェトナム製だったが、今回のは本国生産 Made in Taiwan。ちゃんとパッケージや保証書/取扱説明書は日本語表記。
ウェビックの商品紹介には「液入り充電済」とあったが、箱には「バッテリーを使用する前に、必ずバッテリーを満充電してから使用してください」と書いてあった。まあ私は新品バッテリーでも必ず充電してから使う人なので問題ナシ。いつもの星乃充電器を接続し、ひと晩放置。
交換作業自体は難しくない。プラスドライバー1本あればできるカンタンなお仕事です。サイドカバーを外したら、先にバッテリーを止めているゴムバンドも外しておく。
ただしここからが重要。バッテリー端子(ターミナル)の脱着の順序が肝心で、必ずアース(マイナス側)を先に外すこと。フレームがマイナスアースになっているため、プラス端子を先に外してフレームなどに接触させるとショートしてしまう。
もちろん感電にも注意。12Vでも高電流が心臓に流れると結構ヤバイ(人間は 0.1A でも心臓が止まる)。貫通ドライバーは危険なので避けた方がいい。
ネジを外しマイナス側の端子をバッテリーから離してから、プラス側を外すこと。アースが繋がったままの状態だと、何かの拍子で接触したらショートしてしまう。
新しいバッテリーのターミナルにナット(四角いやつ)を入れてから、ボディに押し込み。
バッテリーをゴムバンドで止めたら、さっきとは逆にプラス側から接続すること。
しっかりプラス側の赤いカバーをかぶせてからアース(マイナス側)も接続。当たらなければどうということはない。
サイドカバーを元に戻す前にキーをひねって通電確認。セルが勢い良く回り、エンジンも無事始動!
心なしかエンジンがスムーズに回るようになった気がする。たぶん気のせい。
外したバッテリーの刻印「180321」が製造年月日なので3年半前。さすがに新車装着時のバッテリーではなかったが、寿命には少し早い気がする。毎日乗らないせい?
てなわけで、こちらの微妙なバッテリーを、もっと微妙なバッテリーを積んだジャイロキャノピーに玉突き移植してみることに。
元々付いていた容量の小さい方(YT4L-BS)は GS ユアサ製で2022年製造、ジクサーのお古(YTX7L-BS)は台湾ユアサで2021年製造。どっちが良いか微妙な感じ。今月はもう新品買えないし…
ジャイロはほぼ毎日乗っているので、ジクサーみたいにバッテリー上りは心配しなくてもいいかな? 容量が大きい方が安心感があるので、しばらくはこのままで。
念のため元々ジャイロに付いていた方も充電して、予備に取って置こう。あら貧乏性。でも適用車種がヤマハのミントとか、ローパワーな原付スクーター用のバッテリーなんだよね…