人間がコンピュータと対話する上での架け橋ともなるヒューマン・インターフェイスの重要性は、PCの普及により近年軽んじられていた風潮がある。しかし直感的に操作できる iPhone の出現は、かつて Apple がウィンドウ・システムを採用した時のような人間の五感に近づけるという原点回帰であり、既存のものが再構築されたという印象を受けた。
 実を言うとコンピュータの性能は、人間が一般的な操作(ウェブ・ブラウジングや文書作成)をする場合に於いて数値はあまり重要ではない。もちろん体感速度は CPUやメモリ性能、ソフトウェアによって大きく変わるが、PCの性能は飛躍的な向上を遂げたため、現在市販されている一番廉価なものであってもさほど代わり映えはしないはずである。
 コンピュータの性能は数値によって比較しやすいが、触覚に値するポインティング・デヴァイスは数値化されにくい点に於いて割と軽視されがちで…

 …って慣れないことをしても疲れるのでやめ。要はマウスの話。

 私が現在メインで使用しているマウスは今は亡き、Justy のかなり前のものである。光学式が出始めの頃のもので、多分購入してから7年ぐらいは経過しているような気がする。横にヘンなレバーがついているが使ったことはない、というかメーカー自体消失しているのでそれを有効にできるドライバすらなかったり。ちょっと前に調子が悪くなったのだが、分解したら中に謎のサナギが入ってただけで、取り除いて清掃したらまた調子が良くなったのでそのまま使い続けている。ご覧の通りボロボロであるがまだ捨てない。要はそれだけお気に入りなのである。じゃあ当時そんなに高かったのか思う方もいるかもしれないが、これは秋葉原のPC専門店のワゴンセールで980円の品だったり。

 そんなマウスのどこがお気に入りなのかというと、とにかくデカくてスイッチが硬いところ。恐らく他の人が使用しても使いにくい代物だと思うが、私の手にはすごくなじむ。なかなかこういうマウスにはお目にかかれない。というか、ワゴンセールで売られるような一般に不評なマウスがどうやら私にはいいらしい。気に入ったので後日同じものをさらに2個買って職場で使ってたのだが、現在はこの1個しかない。一応似たようなマウスは予備で買ってあるが、とにかく動作するうちはこのマウスで行くつもり。その予備もワゴンセールで980円だけど。

 では安物がいいのかというとそうでもない。実はマウスパッドが高い。サンワサプライの3,000円近くするのを使っていたりする。というか普通のものでは耐えられないほどマウスパットにはうるさい。いろいろ試すのだが結局は高いのに落ち着いてしまう。マウスの性能なんてさほど変わるものではないと思うが、マウスパッドを替えると劇的に変わるので試して欲しい。いや1ピクセル単位でピタッとくるのはホント、気分がいいですよ。

「ポインティング・デヴァイス」に5件のコメントがあります
  1. FPSゲーをやるとマウスパッドがズレまくるのでそれ以来使っていないと云うね。コクヨのそこそこにだったんだが…。

  2. むー、いろいろ不調…
    とりあえずここのフォームで改行できるようコッソリ改造。

    > FPS
    なんだかよくわからなかったのでぐぐってみた。なるほど。
    そこそこじゃダメですよ。高いのは裏がベタベタなのでグリップもバッチリですよ。
    まあプレイするのに不具合なければどうでもいいけど。

  3. 調べたらソコソコってか、多分一番高いヤツだった。シリコンなんちゃらで確かにぺたぺたしてたんだけども、やっぱりマウス振る(FPSで照準一気に動かす時とか、振り向く時にマウスガッっと動かす)とぺたぺたが堪えられないみたいなのよね。

  4. 私の場合は女の子に触るようにデリケートに好きしてなので無問題。
    それはそうと「ガンガングロい絵」マダー?

  5. 貫通絵で気道閉塞してるうちの娘がCPAになるまでもう少し待ってください。

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