最近、ダイエットをしていたらヴィオラの演奏に不具合が出始めてしまった。ヴィオラがちゃんと抱えられないのだ。
少しやせたぐらいでどうにかなるものかと思う人もいるだろう。だが私はなぜか顔からやせる人。アゴの肉が落ちたら途端に楽器が支えられなくなってしまったようだ。最近妙に首と肩が突っ張ると思ったら、どうやら無意識にヴィオラを首の力でギュウギュウと押さえつけていたみたい。しかしこれはイカン。
どのような楽器でもそうだが演奏中は力を1点に集中させず、極力全身に分散させてつり合った状態にするのがベストな状態。楽器を支えるのに神経が集中してしまうと音がマトモに出ない。それどころか体を壊してしまうことだってある。私は先生に言われて肩当てを使うのをやめたのだが、最初はヴァイオリンが滑り落ちそうになるので無駄に力が入り大変だった。だが慣れてしまうと以前はなんであんなに苦労したのかわからないほど力を入れずに済んでいる。うまい具合に力が抜けるようになったのだろう。
しかしヴィオラは厚みと重量がある。ヴァイオリンで慣れたフォームで弾こうとしてもイマイチ上手くいかない。アゴの皮膚がたるんでその重みを支え切れない。なので楽器をネックで支えようとして自然と左手親指に力が入る。親指に力が入るとビブラートもかけられないし何より演奏に集中できない。また塗ってあるのが安物のウレタンニスのせいもあるのかスルスル滑る。とにかく滑る。両面テープで固定したくなるぐらい。
ヴァイオリンの先生によると服の素材によっても演奏のし易さが変わるらしい。実際、フリースなどの化繊類を着て演奏するとどうにもならないほどダメだ。布を当てて滑り止めにするという方法もあるらしいが、果たしてどうしようかとネットで調べたりして思案中・・・→続報「ヴィオラの滑りを止めてみる」
と、悩んでいる間にヴィオラが昨日から欠席中。理由はまた後日。