最近VT250のあちこちに不具合が出始めてきた。ニュートラルランプが点かない、タコメータが回らない、タンクからガソリンが漏る、前後のブレーキはキーキー鳴るし、前後のタイヤのスリップサインも出始めてきた。シートが補修した先からボロボロ破れ、後輪のハブのベアリングはもう限界で、若干チェーンの張りの状態がおかしい。エンジンもオイルがすこし滲んできたし、暖まるとアイドリングでストールするようになってきた。バッテリー液も異常に減りが早い。

 すでに前後合わせてタイヤは5本交換し、チェーンとドライブ/ドリブンスプロケットも1回全交換している。盗難未遂に遭ってメインキーは中古と交換。灯火のバルブ類はもう7本以上替え、ブレーキパッドも前後1回ずつ交換。メーターワイヤも交換し、スロットルワイヤはメーカー欠品なのでVTZのと交換した。レバーもすでに左右2本とも折って交換し、ミラーは左右とも2個ずつ計4個割った。カウルはプラリペアでツギハギだらけのフランケン状態。

 私が入手してからの走行距離は3万5千キロ以上。そのくせ遠出は横浜を6往復程度。立ちゴケ1回、転倒3回。50センチ冠水した台風の日も、真冬の凍える寒さの中でも、降り積もる雪の日でも故障知らずに通勤や普段の足として大活躍してきた。クルマを持たない私には、欠かせない下駄バイク。5,000rpmでは街乗りをオートマ感覚で流せるし、10,000rpm以上回してワインディングを駆れば血中をアドレナリンで満たしてくれるミラクルマシーン。

 果たしていつから乗ってるのかと思ったら、ヤフオクで29,800円で落札したのが2004年9月4日だった。そうか、もう5年も乗っていたか。少なくとも’83年式ぐらいのバイクなので、私が乗らなかったとしても最低でも四半世紀の歳月が流れている。

 他はボロボロでも、Vツインのエンジンだけはクラッチの滑りもなくスムーズにレッドまで吹け上がる。本気になればそこらの新しいバイクにも負けないつもり。でも、そろそろ限界なのかもしれない…

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