昔からmezzoは「無いものは自分で作る」というヤツではあるが、実力が伴っていないので四苦八苦。なんやかんやで十数時間かけてようやく発表会用のヴァイオリン二重奏+ピアノ伴奏譜の編曲ができた。
PrintMusic というソフトは譜面作成用なので、打込み用のシーケンサーと違って音を確認しながらの編曲にはあまり向いていない。音符を打ち込むとき単音は鳴るのだが、全体の音は「再生」ボタンを押さないと聴けない。使い慣れた SONAR LE の方が打ち込んだ際に全体のコードの響きを確認できるので、私みたいに適当に音だけで作る素人にはラクだ。
だが PrintMusic の出力は美しく素晴らしい。PDF24で出力(過去記事:FinaleシリーズでPDF出力)してUSBメモリに入れ、セブンイレブンのレーザー複合機でプリントすると出版レベルの楽譜ができる。編曲の出来はともかく見た目ちゃんとした楽譜のようになる。家庭用のインクジェットで刷るより細い線がキレイに出るから、プリンタはレーザーがオススメだ。
SONAR で作って PrintMusic に取り込めばいいような気もするが、その辺の変換作業と微調整が面倒そうなので未だ手を出していない。コンピューターは昔から何でもできるようで、そういうソフト間の互換性などちょっとしたことでつまづくから。昔はそういう苦労は徹夜してでも解決したものだが、年を取るとそういう手間を無駄に感じてしまうようになってしまった。フロンティア精神にあふれて見えるようで、実はガチガチの保守派なのかもしれない。