腹筋破壊

 今、布団に横になり、iBookをタテに立てて胸の上でこの文を打っている。昨日の記事で腹筋が痛いと書いたが、さっきクシャミをしたらそこが破壊されたのだ。

 息が詰まる程の激痛。加速度的に押し寄せる鋭い痛みのためほとんど動けない。肺だけで息を吸うようにして腹筋の収縮を抑えるが、痛みはなおも収まらない。半身を内側に収縮させ、立っているのもやっとの状態だ。

 痛みに耐えながらふらふらと自分の部屋に。銃弾を浴びたように脇腹を押さえながら布団に倒れる。呼吸を整え、脇腹に刺激を与えないよう、慎重に体の向きを変える。痛みは徐々に和らいで来たが、動くとまだなお全身が引きつるような痛み。恐る恐る患部の状態を触診し、筋肉の痙攣と腱の緊張を確認。内臓や骨など、深く達している様子はない。よし、救急車を呼ぶ必要はなさそうだ。

 遠くから車の走行音が聞こえる。風が窓や戸をガタガタと揺らす。昨日破れた窓の隙間から冷たい風が吹き込んでくる。静かだ。蛍光灯の青白い光の下、iBookを開きキーボードを叩く。

 5センチも動けばまた激痛が走る中、慎重に、最後に私は次の文を打って目を閉じた。「フトンサイコー」と…

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