先日買った6弦ヴィオラのF弦をネット検索を駆使してやっと見つけた。アメリカ・フロリダ州にある Super-Sensitetive 社の Sensicore という弦。F、E♭、B♭の弦のラインナップがあるようだ。
この会社には「オクターブ弦」という、ヴァイオリンやヴィオラを1オクターブ低くする弦のラインナップもあって面白い。材質は銀とかニッケルとかタングステンなどを使っているらしい。タングステンは金に近いぐらい重い金属なので、低音弦を作るのにあまり太くしないでも音を低くできるのだろう。
だが国内ではこの会社の弦の取り扱いがほとんどない。天下のヤマハが扱ってはいるようだが、人気がないのか品揃えは少なく商売のやる気はないようだ。
仕方ないので直接 Super-Sensitetive 社の問い合わせフォームから送信しようとしたら、CGIのリンクが切れていた。何だこりゃ。仕方ないので直販サイトのフォームから英語で問い合わせを送ったのだが、未だ返事が来ない。一瞬「ファ○キンジャ○プ」とか言われて無視されてるのかと思ったが、先方でメールが受け取れていないのだろう。どうやら2009年にホームページを作ったはいいが放ったらかしされているようだ。
致し方ないのであちこち探したら、Quinn Violins というアメリカのミネアポリスにある弦楽器専門店で海外発送も受け付けているようなのでこちらに注文。自動返信のメールから1日も経たずに先方から返事が来た。私の方で一度クレカの番号を間違えて入力し、支払いエラーになったのを決済し直したりなどもあったが、ようやく先方からOKの返事。元から取り寄せ品とわかっていたので英語で「No need hurry.(急がないから)」などと返事を送っておいた。
ところがその一言がいけなかったのか、それから1ヵ月近く経っても音沙汰無し。すでにクレカで支払いは落ちてるので「Do you forget my order?(私の注文忘れてない?)」などと催促のメールを送ったら「もうすぐ発送できるよ。明日こっちに発注した弦が届くから」などと、そば屋の出前みたいな返答。結局、それから2、3日経ってからようやく「発送したよ」のメールが来た。
追跡番号をもらったのでまだかまだかと確認するが、荷物の動きがやたらめったら遅い。何故か大阪に到着したり、税関検査で引っかかったり。ていうか保税運送ってなんやねん?(担当税関じゃないから税関検査を後回しにして運ぶことらしいが、要はたらい回し)
ようやくアメリカから発送されて1週間かけて到着。注文してから商品到着まで、トータル37日かかった。ひえー。
弦を3種類、7本しか買っていないのに箱が50センチ近くあってやたらデカい。開けてみると発泡スチロールの緩衝材がこれでもかと詰めてある。
注意深く中身をあさったら注文した品がやっと出てきた。丁寧な梱包ではあるけれど、これだったらちょっと厚めの封筒でいいんじゃない・・・
国内じゃ入手困難な弦だし、割と安く買えたからいいけれど、やはり日本国内の通販に慣れてしまうと、直輸入は英文でやり取りしないとならなくて面倒だし、遅くて不安ばかりだなぁ・・・
中身についてはまた後日にでも。