発表会が終わったが、自分がちゃんと弾けたのか覚えていない・・・
いつも裏方の仕事もやらされているので忙しく、前もって心の準備もできないままステージに上がった。今回はいきなり最初の合奏から参加なので、ステージをバミったりピアノの位置を決めたあと靴を演奏用に履き替えてすぐヴィオラ抱えて飛び出した。少しは緊張するヒマぐらい与えてくれと思う。
モーツァルトのディヴェルティメントは明らかに練習量が足りないのでトチるわすっ飛ばすわでボロボロだった。でもヴィオラの音だけが鳴る肝心の所でヴィオラらしくゆったりと響かせることができたので及第点だったと思う。全く弾けなかった状態から3ヶ月でここまでやれたから自分の今のレベルにしてはよくやったかと。とはいえ完璧には程遠いので全く誉められたものではないけれど。
問題はソロ演奏。ほとんど間もなくヴァイオリンに持ち替えてステージに飛び出したので、具体的にどこを間違えたかとか全体の出来がどうだったのかとかほとんど記憶にない。おそらくトラウマになる記憶は消去する生存本能が働いてしまったほど酷かったのだろう。伴奏をしてもらったピアノの先生には「素敵だったよ~」と言われたが、自分のことだからにわかに信じられない。
ともかく今回は緊張しなかったので実力を発揮できていたような気がする。普段より良くも悪くもなく、本当に実力通り。いつまで経っても下手糞な自分が頭に来る。私の齢の1/3も生きていない子供たちがコンチェルトだのを巧みに弾いているのを見ながら今回もコンチクショー来年こそはと思う。そういう後悔や反省の機会になるから発表会というのはいい刺激になるのだろうが。ちゃんとセヴシック練習しよ・・・
今回の発表会は私の演奏以外のところでも色々バタバタしてトラブルが起こったので私の失敗が薄まって見えたのが救いか。やはりステージには魔物が棲んでいる。とはいえそれをリカバリできるところが凄いよなぁと感心。場数をこなしてナンボなのだろう。うん、ちゃんとマイア・バング練習しよ・・・
なお画像は舞台袖にあったストッパーではなくスットパー。スッとしてパー。